チャピンゴ自治大学 第3回報告書 国際農業開発学科 小川 恵 |
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2月に入り朝晩の冷え込みは徐々に和らいできた気がします。冬でも昼間の日差しはかなり強いですが、朝晩の気温差もこの半年を通して慣れました。1か月の冬休みにはJalisco州へ2週間旅行し、海に山に川に・・・と自然を満喫しリフレッシュしてきました。 授業が始まった1月19日からこの約1ヵ月、もの凄いスピードで毎日が過ぎていきます。前回の報告書で述べたとおり、農業寄生虫学科で3教科履修しています。以下のようにまとめてみました。 1, Introducción
a la Parasitología Agrícola 『農業寄生虫学概論』
講義は週2、実験・実習は週1回。講義内容は植物病理学、昆虫学の導入。実験・実習では基礎的な実験器具の使い方など。この1か月間では学科内の実験室見学や解説などでした。 2, Taxonomia de los insectos『昆虫分類学』
授業数が多いのでかなり深いところまで勉強します。本来なら講義は週2回ですが、他の授業と時間が重なるので週1回のみ出席しています。語学不十分のため特別に英語の解説プリントを頂きました。実験ではこのプリントを見ながら、顕微鏡を使い昆虫分類します。 3, Contorol Biológico 『生物コントロール』
内容は農業害虫防除、微生物防除等。3年生の授業なので授業内容はより難易度が高いです。 上記時間割通り、朝早くから授業が始まるおかげで規則正しい生活を送っています。また、授業の空き時間にはUACHから独立した大学院(Colegio de Postgraduados)でCochinilla(コチニールカイガラムシ)の研究をさせてもらっています。 この学科では1学年3つのクラスに分けられ、1クラス30〜40人編成です。この為、先生と生徒の距離はかなり近いような気がします。3教科中2教科の授業には、コスタリカから来た留学生2人も一緒に参加しています。彼らの母国語はスペイン語ですが、UACHは留学生自体少ないので心強い存在です。クラスに3人留学生がいるということで、先生を含めて歓迎会を開いていただきました。 授業内でも日本についてのことをたびたび聞かれ、上手く答えられないともどかしさを感じることがありますが、友達には色々と助けてもらっています。授業内で聞き取れなったことを後でノートを写させてもらったり、課題を手伝ってもらったり、理解できなかったことを先生に質問したりと、疑問をなくすようにしています。多くの友達や先生の助けなしでは授業は成立しません。 これまでの半年間を振り返ると、前期授業は聴講だった為に強制的なものがありませんでしたが、後期は正規履修ということで、予習・復習はもちろんのこと大学院での研究の専門知識も身につけなくてはなりません。前期に比べ、今学期はかなり忙しくなりましたが充実していると思います。 留学生活も半年が過ぎ、言語に関して大分耳も慣れてきましたが、授業となるとまだまだ難しく、自分の勉強不足を感じてしまいます。ですが、まだまだ伸びる!もっと話せるようになりたい!もっと知りたい!という向上心と積極性を持ち、また、助けてくれる人達に感謝の気持ちを常に忘れずに後半の留学生活を攻めていきたいと思います。 |
Jalisco州 Barra de Navidadにて クリスマスの様子 大学院にて。Cochinillaの研究 |