Michigan State University 第一回 留学報告書 造園科学科 4年 飯塚 亜由美 |
|
こちらに来て、気づけば一ヶ月という時が過ぎています。もうこちらは秋を感じます。
来た当初は、まだ夏休みの期間だったので、寮もキャンパス内もとても静かでしたが、授業が始まってからはとても賑わっています。MSUのキャンパスはとても広くて、初めは地図が必需品でしたが、方向音痴の私でも主要な施設は最近やっと覚えることができました。
私はMcDonelという寮に住んでいます。私は2人部屋で、4人で1つのシャワー、トイレを使っています。ルームメイトは韓国からの留学生です。彼女は高校からアメリカにいるので、英語がとても上手です。また、日本にとても興味があり、日本語を勉強している(平仮名はもう書けますし、色々な単語も知っています!すごい!)ので、日本語を教えたり、韓国語を教えてもらったりしています。私も帰るころには韓国語を少しは理解できるくらいになっているといいです。食文化や価値観が同じアジア人だからなのか、とても似ていますし、性格も趣味もとても合います。また、彼女はとても親切なので、なにも問題なく、楽しく過ごせています。こちらに来て、韓国人や中国人の友達が多くでき、アメリカのみならず、他の国の文化や習慣も知ることができ、とても嬉しく思います。また、日本に興味を持ってくれている人がとても多いです。日本を紹介できるもの(雑誌や食べ物など日本を感じるもの)をもっと持ってくればよかったと思っています。
英語はまだ私にとってはとても難しく、やっと耳が慣れてきたくらいです。こちらでは日本人には滅多に会わないと思っていたのですが、周りには本当にたくさんの日本人がいます。英語の上達の面で考えると、あまりよくない事なのかもしれませんが、やはり同じ日本人が近くにいると助かることも多くあります。その事で悩んだ時期もありましたが、今は彼、彼女らといい距離感を保てていると思います。テストの結果により、私はlevel 3の英語のクラスを受けています。私のクラスは半分が中国からの留学生、あとは韓国、日本、サウジアラビアからの留学生がいます。Reading&Writingの授業が2時間、ContentとSpeaking&Listeningの授業が1時間の1日4時間、週に4回授業があります。毎日朝の8時から授業があるので、日本では考えられないほど規則正しい生活を送っています。ただ、宿題やテストがとても多いので、睡眠時間が少なくなってしまう日も多いです。どの授業もディスカッションが多く、自分の思いをうまく伝える事ができずにもどかしい思いをすることも多いですが、それも、親切な先生やクラスメイトに助けられ、楽しく授業を受けることができています。また、アドバイザーのJoe先生が私の興味のあるAmerican Indian Studiesの授業、Ojibwe語の先生に私が聴講する事を頼んでくださり、週に2回授業に参加しています。授業中はほぼOjibwe語を使います。周りはみんなアメリカの子たちなので、とてもいい経験になっています。クラスメイトは皆とても勉強熱心で、学ぶべきことが多くあるます。先日、クラスメイトの一人が外で授業をやりたいと言い出したのがきっかけで、外の芝生の上で授業をすることになりました。その日はとても天気がよく、みんなで楽しく授業をうけることができました。先生が授業中にバナナを食べたり、生徒もポテトチップスを食べたりととても自由な雰囲気ですが、皆勉強熱心で、前回までにやった部分は次の授業の時には完璧です。私はこのクラスに途中から参加したので、まだ他のクラスメイトについていくことができず、お客さんのような扱いです。早く追いつけるように、しっかり勉強しようと今頑張っています。また、Ojibwe語を学ぶことができるのはとても貴重だと思うので、この機会を大切にしようと思います。
食事についてですが、私はsilver planという食べ放題のプランにしています。このプランにすれば、どこの寮で食べても食べ放題になります。斉藤さんの住んでいるOwen Hallにはこのプランはないのですが、他の寮に住んでいる学生は、このプランにしている人が多いようです。カフェテリアは朝から夜遅くまであいている(寮によって異なりますが)ので、お腹がすいてけど、食べるものがないということにはなりません。どこの寮で食べてもあまり変わらないので、外食をしたくなりますが、少し歩けば、韓国料理や中国料理、そして日本料理も食べることができますし、日本食を購入することもできます。よく食事が耐えられないという話を聞いていたので心配でしたが、今のところは平気です。
先日、フットボールの試合に行きました。試合のときは前日からみんな大はしゃぎです。そして当日は外を歩く人のほとんどが、MSUのTシャツを着ています。私たちの行った日はあいにくの大雨で、集中して試合を見ることができませんでしたが、マーチングバンドの演奏や、試合の雰囲気を生で感じることができ、とても楽しかったです。また、MSUの生徒、地域住民の、フットボール、MSUに対する愛を感じました。
先日、MSU Pavilionという施設に行きました。そこでは、週末に様々なイベントがひらかれています。私は動物がとても好きで、さらにはその日は私の好きなラマのイベントがあったので、アメリカ人の友人に連れていってもらいました。実際にラマを見たのは初めてだったので、とても感動しました。
こちらに来てまだ1ヶ月程ですが、もっと長くいるような気がします。それほどこちらに馴染んでいます。私はここの空がとても好きです。昼は空がとても高く、雲がとてもきれいです。夜になると、空が少し低く感じます。月がいつもあまり見えないので、残念ですが、すごくきれいに見えたときは感動します。こちらの自然に力をもらっています。そして、こちらの人は皆とても親切です。Joe先生や周りの知人、友人が困ったときはいつでも力になってくれるので、特別な不自由はありません。みなさんのおかげで、毎日充実した日々を送ることができています。日本にいる家族や友達、そして、農大の先生方や国際協力センターの本田さん、すべての人、モノに感謝して今この時を生きています。この1年間をどのように過ごすかは、私次第だと思うので、気をしきしめて勉強に励み、色んなものを吸収したいと思います。
|
写真1:英語クラスのオリエンテーションにて 写真2:愛するリャマ 写真3:大好きなミシガンの空 |