捕食性アザミウマ



最近インドネシアで発見した捕食性アザミウマ


2005年と2006年には、ジャワ、バリ、ロンボク、フローレスの4島で現地 調査をしました。延べ80日ほどです。これらの調査でFranklinothrips属とMymalothrips属のアザミウマが それぞれ2種ずつ発見されました。前者はアリ類に擬態しているようでアリガタシマアザミウマの和名を持 っています。特に他種のアザミウマ類の幼虫を好んで捕食します。後者はハチ類に擬態しているようで、 やはりアザミウマ類の幼虫を捕食すると思われますが、その生態はよくわかっていません。どちらにしても アザミウマ類の天敵資材になりうる貴重なアザミウマです。


Franklinothrips megalopusFranklinothrips vespiformis

Franklinothrips属の2種
右の種はF. vespiformis (アリガタシマアザミウマ)で、すでに日本では 農薬として登録されている



Mymalothrips bicolorMymalothrips (?) garuda

Mymalothrips属の2種



岡島秀治に戻る

岡島ゼミのTOPに戻る