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3度めの対馬

博士前期課程1年 嶋本習介

6月6日23時、羽田空港国際線ターミナル。

翌朝の早朝便で福岡に発つ我々は、ここで一夜を明かす予定である。

毎度利用するのはローソンとバス停に近くコンセントもある一階だが、便利な一方で人が多く騒がしい。

この日は特にアジア系外国人でにぎわっていた。

より快適な寝床を求めて、5階フロアの赤いベンチにたどり着いた。

THE日本を押し出したこのエリアには日本人が多く、静かに寝ることができそうだった。

エア枕をふくらませていると同行の二人がやってきた。飲み会帰りでほろ酔いだ。

「対馬のアドバイス、頂いてきましたよ~。」とのことである。

今回の旅のメンバーは私、嶋本(M1、カメムシ)と4年の松本(ハチ)、原田(カミキリ)の3人だ。

6/7

 翌朝、どんよりとした曇り空のもと、我々は福岡空港に降り立った。博多港ターミナルへ移動し、対馬へは約4時間の船旅である。今回は車中泊の旅だ。脚を伸ばして寝るのは船室が最後になりそうだ。カーペット地の床の感触を存分に味わっておいた。

天候は悪く、船は外海に出た途端に大きく揺れ始めた。

まぁ小笠原航路の揺れに比べれば大したものではない。
ただ、よくないことに、博多の蒸し暑さがうそのようにどんどん気温が下がっていく。

3人の「寒い!!!」の声が時化の海に吸い込まれていった。

壱岐を経由し、厳原港に到着したときには15時近くであった。
 

4年の二人は初、私は3度目の上陸である。

一度目は冬、二度目は秋だったため、この時期は今回が初めてでとても楽しみだ。

レンタカーを借り、買い出しをすませ、今夜のライトポイントに向かう。

 ポイントについたところでまずはカブリモドキ用のコップを仕掛ける。

ふたりは、「まぁ採れれば採りたいっすね」みたいなことを言っている。

せっせとコップかけてる俺が強欲っぽくて恥ずかしいじゃないか。まぁ実際そうなのだ。

くそ~全部オレのコップに落ちろ!…適当な数をかけて終了。

悲しいことに雨が降ってきたので、いきなりだが温泉に避難した。下島北部のゆたりランドだ。
営業時間が長めで、今回は利用しなかったが食堂もあるので便利だ。

ちなみに、対馬では万関瀬戸を境に北を上島、南を下島という。

その後ライトをしに戻ったものの、たいした虫は来なかった。幸先が悪い。

明日以降の天気予報は晴れになっているが…超寒いしがっつり雨降ってるし本当に晴れるのか?と、ぶつぶつ言いながら眠りに落ちた。

6/8

晴れた!二人を起こし、朝食をとりつつ北に車を走らせる。

私の遠征の朝食はいつも食パンと、それに塗るなにかだ。今回はバター砂糖スプレッドを買ったのだが、これが美味しくない…外した…。

「それ、しっかりトーストすればちゃんと美味しいやつですよ。」

松本に言われ思い直した。

加熱せずに食べているからバターが溶けず美味しくないのだ。そりゃそうか。

経験上、車中泊の朝食の食パンに塗るものとしては、安いジャムではなくチューブ状のものが良いと思う。
きちんと蓋ができないとこぼれたときに悲惨だし、チューブなら塗るのも楽だ。
外さないのはツナトーストのチューブ。冷えたままでも十分美味しい。

道中、公園などで採集をしながら移動を続ける。


カリプソテントウ。日本では対馬にしかいないテントウムシ。

ヒメアカホシテントウみたいな模様だがナミテントウくらいあり、体が丸くてかわいい。

ハラアカコブカミキリ。日本では(もともと)対馬にしかいない。対馬にはたくさんいる。

意外とでかく、動きはゆっくりだ。ゴマフカミキリよりずっと大きい。

エキゾチックで良いカミキリではあるのだが、材にあまりにベタベタついているので、
興ざめを通り越してなんというか、少し気持ち悪い。

持つととても軽い。例えるならばコフキコガネやシロスジコガネの「軽っ!」感だ。

…うんうん!対馬だね!という面々。

クサガメの子亀、かわいい。

最初のポイントについた。カミキリ屋原田肝いりのポイントだ。

いそいそと準備を整え、出発。林道脇にはそだが積んである。立ち枯れもあり、良いかんじだ。

丹念に見ていくと、お、いたいた。タイワンオオテントウダマシ。

珍しくはないのだが、きれいでとても良い虫だ。

しかし、ゴミダマともオオキノコとも違う、何とも言えない変な匂いを出すのが珠にキズ。

紀伊のセダカテンダマはこんな匂いしなかった気がするのだが。

「テンダマ臭」というのがあるんだろうか。それとも、「タイワンオオテンダマ臭」?

そういえば、台湾で本家?の本種を採集したときはなんだか感動した。

交尾中の本種。お邪魔してごめんなさい。

引き続き樹皮を見ていく。

…!!!!

諸事情で種名は書けないが、今回の調査目的のカメムシのなかの1種をまとまった数採集。

目的のなかでも難しいと思っていたもので、ご機嫌。

原田は周辺の花をすくいカミキリを採集している。普通種たちがザクザク網に入るようだ。

この地のアオバホソハナカミキリは原名亜種、つまり本土とは別亜種。

シロートには違いがさっぱり。自分も網を振り、確かにたくさん入るのでつまんでおく。

他にキモンハナカミキリ、カンボウトラカミキリなどを採集できた。カンボウ、嬉しい。

原田の狙いのピドニアは入らなかったようだ。

午後は上島某所でツシマヘリビロトゲトゲを探す、というか、食樹のケンポナシを探す。

…探す…探す…探す…

見つかりませんでした。はぁ。

気を取り直し、事前情報のあった公園に行く。

採集しやすくいい公園という話だったがそんなに魅力は感じなかった。俺のセンスがないのだろうか…。

細いクヌギから小さめのツシマヒラタクワガタを1ペア採集。

顎は長くてそれなりにかっこいいが、真価を発揮しているとは言いがたいサイズだ。

夜はライトトラップののち足を伸ばし、土場を見に行く。
(ライトトラップはあまりに外してしまったので記憶から消した。)

冷たい風が吹いており、虫の出は悪い。

ムネマダラトラカミキリが材の下面で寝ていたのでつまむ。八重山以外で初めて採った。

他のふたりはひきあげてしまったようだ。往生際悪く材を見ていると、長くて華奢な触角が覗いている!

タカサゴシロカミキリだった。交尾中の個体もいる。

他と比べて虫が明らかに多い一角に当たったようで、
その一角からは多くのタカサゴシロとフトヒゲナガゾウムシに、アオスジカミキリも1頭得られた。

アシナガオニゾウムシ。こちらも無限湧きしている材があった。

満足し、足取り軽く車に戻る。

先にふたりがしょっぱいしょっぱい言ってるのをうんうん聞いたあとで、
成果を見せびらかして自慢しておいた。

6/9

この日は前回訪れた時に目をつけた林道へ。

カマキリモドキのなかま。
立ち枯れに静止していて、カメラを近づけても動くそぶりもなかった。

キオビオオキノコ。
特徴的なうす緑色の模様がなんとも幻想的で美しい。

散々言われたことだが、死ぬと色が褪せて「キオビ」になってしまう。

一昨年、真空凍結乾燥で色を残すことを試みたが、通常乾燥よりは長持ちする程度で、
今では見る影もない。

オオモンキゴミムシダマシ。ころっとしていてかわいいゴミダマ。久々に採集した。

まずまずの成果に満足し、どうせだからと、松本とふたりM岳に登ることにした。

原田は車で別のポイントに向かった。

山頂付近には良い原生林が残されているが、昆虫の採集は禁止されている区域なので注意。

幻想的な雰囲気のある見事な神社である。

山頂の眺望が良い。

夕方に下山し、買い出しのため南下。スーパーに寄った我々は、見てはいけないものを見てしまった。

ああ、なんと美味しそうな魚たち!
どの魚も鮮度抜群で、しかも、なんといっても安い。とても安い!

…気づいたときにはコンロとフライパンその他もろもろを買っていた。今夜は宴である。

宴の前にひとライト、点灯。
ライトは発電機の不調でいまいちだった。

メインの300w水銀灯がつかなくなり、ライトのやる気が完全に失われた。

材のルッキングは申し分ない成果だった。

きのこを食べるベニモンムネビロオオキノコたち。

ベニモンムネビロ、本土では珍しいとは言わずともさほど多くないと思うのだが、
対馬にはたくさんいる。

対馬のオオキノコの多さ、なんなんだろうか。

ツシマヒサゴゴミムシダマシ。ヒサゴ感が強くてかわいい。

堂々たる体躯のツシマツヤヒサゴは,言うまでもなく良い虫だが、私はこちらも好きだ。

ツシマセダカコブヤハズカミキリ。
満身創痍のメスである。一心不乱に材をかじっていた。

さぁ、宴だ!

300円の格安で買ったイラという魚を原田が手際よくさばいていく。
この魚、30cmくらいと大きくインパクト大、かつ方言で「ベンタ」という。

その名前にも惹かれるものを感じてつい買ってしまったのだ。

机の上のフライパンでは700円12個入り!!のサザエが良い匂いを漂わせている。

最高だ。

ベンタ(イラ)のバター醤油焼きとそのアラの味噌汁、サザエのつぼ焼きと実に贅沢。

ディナーを楽しみ、気持ちよく就寝した。

6/10

南部の林道へ。

林の濃いエリアで、ひたすらに材を見ていく。
ここで目的にしていた別の種を無事にクリア。副産物も悪くない。

ミイロムネビロオオキノコ。

いい虫だ。
ネット上では大して珍しくもないみたいな書かれ方をよくしていてほとんど採ったことのない俺は辛い…。

Tritomaちゃん達。

何種も簡単に見れる対馬はやっぱりいいところだよなー。

ミイロムネビロやこれらチビオオキノコの多くはいずれもネンドタケを食べると言われている。

状態の良い=美味しそうなネンドタケの材が多く、見ていて飽きることがない。

タイショウオオキノコ。

どっしりとした重厚感あふれるフォルム、かっこいい。

エリトラの斑紋の赤さも実に良い。

成果は上々なのだが、全開だったアドレナリンが切れてだんだんマンネリしてきたので、
例のあの山に登ることに。

登山口まで車で送ってもらい、二人とはお別れ。

巨樹の生い茂る不伐の森を登っていく。

板根化したイスノキやスダジイの大木が見事でため息がでる。

時折、ぽっかりと林冠ギャップも顔を覗かせる。

植林を抜け、アカガシ林を登ると頂上だ。

毎度毎度霧に閉ざされていたため登るのをやめていた山だが、
今回登頂できて大満足。

期待を裏切らない眺望だった。

天然林と植林の分かれ目がはっきりと分かるのが面白い。

山頂にあった古銭。本物だろうか?

帰りがけに見かけたツシマセダカコブヤハズカミキリ。

触角が立派な完品の雄。イケメン。

達者でな…。

キイロトラも良い林のなかで見るととても良い虫に見えてくる。

この夜は特になにもせず豚汁を食べて就寝。

6/11

起きると小雨が降っている。とりあえずごはんを食べる。

今回の遠征ではなぜか刃牙の例の朝食シーンが何度もフラッシュバックし、
そのたびに有名なあのセリフを言いたくなった。

「ごきげんな……

絶対すべるというか、何いってんだこいつ的空気が漂うのは分かっているので必死でこらえる。

さて、コップを回収。



カブリモドキ、1匹しか落ちてませんでした~。

…え、嘘でしょ、下手かよ…(失笑)と思ったあなた。

私も同じ気持ちです。

前そこそこ採れた場所なのになぁ…。かなしい。

4年二人のぶん合わせて全体でも2匹だけでした。なんかごめんね。

気を取り直して南部の伐採地に行くことに。
乾燥していて虫は少ない。

ツシマゴマダラコクヌスト。コクヌストはかっこよくて好きだ。

初見。でも、普通種らしい。この伐採地では4頭を見つけた。

喜んでいたら原田に白けた顔で見られてしまった。
薄笑いで「あは~まぁ、確かにかっこいいですよね」ですって。

まぁいい。コクヌストを笑うものはいつかコクヌストに泣くのだ…きっと。

材の輪切りをひっくり返すと鎮座していたトゲヒラタカメムシ。

今回の旅の目的のひとつ。

目的にしていたはずなのに、いざ実物を見ると
「え…?あ、うん?これがトゲか?これでいいのか?」
となってしまって瞬時に喜べなかった。

伐採地というプレミア感のない場所にもいるキオビオオキノコ。


その後車で各地をぐるぐる回ったが特に盛り上がりはなし。

ツシマアカサシガメ。

日本では対馬にしか分布していない。

日本産本属では唯一、短翅型のみが出現する種である。
ずんぐりした体型も可愛らしい。

冬に訪れた際にはボロボロの倒木樹皮下からそこそこの数が得られ、珍しいという印象は受けなかった。

しかし、前回の秋、今回ともにわずか1頭しか採集できなかった。

私のような芋にとっては冬の方が採集しやすい虫のようだ。



夜は例の土場に行くことにした。

土場近くに車を停めたところで気づく。

「ヘッドライト、暗っ…!」

電池を交換している間に二人がいそいそと材を見に行ってしまった。

待て!おい!待て!

こういうのはいっせーのでよーいどんだろ?おい!待て!…とも言えず平静を装って土場に向かう。

…いや、絶対あいつら昨日たくさんタカサゴ居たところ先に見るじゃん、

うーわあそこしか虫いねんだよやべぇ…最悪だ…うん、最悪だ…
いや、まだたどり着いてないかもしれない…
もしくはご丁寧に前のほうから見てくれてるかも…

…それはないな、俺ならそれはしない。

心は大荒れだ。

タカサゴの一角に着くと案の定原田が…



そして「チョウセンシロいました

…!?!?…??????は????

「え…見せて。うわ、はえー…かっこいい…いいな…」
もうそれしか言えないよね。

え、メチャクチャいいカミキリじゃんチョウセンシロッッッ!!!!
なにこれ!?好きだ…!

必死で探すしかないがそう簡単にはいかない。

そうこうしてると松本が「あ、チョウセンシロ!」

はい、これはお察し、「敗北フラグ」。
こうなってしまうと採れません、私、絶対。

ヒメフチ、アトコブ…過去、敗北フラグを回収した採集が走馬灯のようにちらつく。



………2時間後

いませんでしたとさ。分かってた分かってた。

今日後悔したこと「タカサゴシロでイキるんじゃなかった…」以上です。

6/12

本日は!なんと!宿がある!

車中泊の旅の我々だったが、途中で一泊くらいしようという話になり、
事前に紹介いただいていたオススメ民宿を予約してあるのだ!

今夜は疲れても、床と布団と暖かいごはんにお風呂がある。
なんとありがたく、元気づけられることか。

宿は最北の比田勝にあるため、上島で採集をする。

ロードキルされていたツシマテン。
天然記念物のはずだが、ヤマネコとの待遇の格差が…まあたくさんいるしね。

とりあえず狙うはチョウセンシロカメムシ…嘘です。カミキリです。

クワをひたすら掬うが入らず。
明らかにカミキリに加害され、いるオーラを放っている木を見つけるも、そこにもいなかった。

林が伐採されているところがあり、カメムシは良いものが採集できた。

沢の石を起こしたらサンショウウオがいて驚いた。

通りがかった鳥屋のご夫婦の車が止まり、「ご友人が探してましたよ」とのこと。なんだろう。
しばらくすると松本が歩いてきた。
原田が「大やらかし」したと電話があったそうだ。
急いで電波が繋がる人里に降り、待つこと30分。

来た。

…え?

車のフロントのバンパーに穴が開いている!!
さすがに笑ってしまった。
「大やらかしです…ガードレールに擦ってしまいました…」とのこと。
彼がこんなにへこんでいるのはめったに見ない。
本人曰く「こういうことするキャラじゃない」そうである。
ちょっと笑いながらなぐさめる。

バンパーが大きくへこんだせいで運転席のドアはほんの少ししか開かなくなってしまった。
いつもの調子で開けようとすると全然開かず、もどかしい。

やいのやいの言いつつ車を走らせ、比田勝の民宿に到着した。

比田勝は落ち着いた港町で、なんとも良い雰囲気である。
少し変わっているのは、韓国釜山から直行の高速船が通っているためたくさんの韓国人がいることだ。
対馬全体として韓国からの観光客が非常に多く、「国際免許運転中」のシートを貼ったレンタカーもよく見る。
道路の看板にもハングルが目立ち、少し異質である。
比田勝ではその傾向が強いように思えた。

地元の方によると、観光に来られる韓国の方はここ10年の間に急激に増えたという。

釜山市との交流事業について楽しそうにお話しされていて、観光客の増加で島の経済も潤っているそうだ。

一方で、観光客や移住する方たちに対する不安も少しあるという。

国境の島ならではの難しい現実が垣間見える。

民宿での鯛づくしの夕食。
3人の顔もほころぶ。

漁をされている宿のご主人が獲ってこられたもので、何もかもがおいしい。

ごはんがおいしいと紹介されたが、その通りの夕食だった。

さて、夜だ。

脳裏にちらつくのは例の白いアイツだ。
夜に土場に行けるのは今晩が最後なのだ。
布団の甘美な誘惑をなんとかはねのけ、車を南に走らせる。

松本がついてきてくれた。彼は性格が良すぎる。俺なら絶対行かない。ぜひとも見習いたい。

途中、昼の伐採地に寄り、ライトトラップを設営していく。

クワが近くに多く生えており、ライトで採れるかもとの魂胆だ。

さて、土場に着いた。
まずはタカサゴのいたあたり

…おかしい。

虫が、少ない。

微妙な天候の違いによるものだろうか。以前の二晩に増して虫がいない。

1時間強粘るも、とうとう白いあいつが現れることはなかった。

ツシマヒラタのポイントにちょっと寄るなどした後、ライトを回収に行く。

残念だがこちらもダメで、ここで二人とも疲弊の極みを迎えたため、10分仮眠することにした。



……まぶたの外が明るい気がする。

目を開けるとそこには、朝焼けの空が広がっていた。

や、やってしまった…。時計は…5時!
深いため息ののち松本を起こし、二人でひとしきり笑った。

起こした瞬間に全てを悟った松本の顔が面白かった。

宿に帰ったのは6時。「「俺たち、何、やってるんだろうな…。」」

6/13

8時、朝食の時間だ。

あんなに楽しみだった布団には2時間しかいられなかった。

対馬の旅は今日で終了だ。車は順調に南へ走る。

今回の対馬は虫の出が良く、記事には書いていないもののカメムシ的にはかなり充実した調査だった。

いつも結果にコミットしてくれる、良い島だ。

自然の美しさやおいしいごはん、どこをとってみても素晴らしい。
また対馬が好きになった。

だが,目標は9割達成と言っても過言ではないが100%ではない。
それに、見られなかった虫たちもいる。
チョウセンシロとかチョウセンシロとかチョウセンシロとか。また来るからな、待っとれ!

末筆ではあるが、島でお世話になった皆様と、採集に関しアドバイスをいただいた皆様、
同行してくれた二人に厚くお礼申し上げる。