農学部付属施設

農学研究所
 農業生産,園芸生産,動物生命,動物生産そして生物セラピーにかかわる研究を食料生産,資源利用,生態系保全,生活の質の向上などの観点を加味して,総合的,戦略的に研究し教育に還元する機関として設立されました。現在は,厚木キャンパス有機性廃棄物の循環型システムの構築,ならびにDNAレベルによる動植物の環境適応形質発現に関する研究の2点を具体的研究課題とした総合的かつ実践的プロジェクト研究を進めています。また,「地域関係プロジェクト」を設け,豊かな農業生産環境の創出と地域農業の発展に資するべく,各種のシンポジウムや講演会等を実施しています。
電子顕微鏡室
 走査型プローブ顕微鏡(SPM)・透過型電子顕微鏡(TEM)・走査型電子顕微鏡(SEM),さらには元素分析X-線マイクロアナライザー等を用いて,生物や生物由来物質のナノ構造観察や機能解析をおこない,生物資源の多面的利用の研究や教育に活用しています。
植物園
 植物園管理温室で熱帯性の植物ショウガ科植物約130種をはじめ,ラン科植物,花木など有用・資源植物が栽培管 理,キャンパス内には自生植物約500種,ツバキの園芸品種150種をはじめ,ヤマアジサイ,ギボウシ,ウメ,サク ラなどの園芸品種を多数栽培管理。また,当園は博物館相当施設の指定を受け,学内外の学芸員資格取得希望者に 博物館実習の場を提供しています。
食品加工技術センター
 ハム・ソーセージ等の食肉加工及び,チーズ・バター等の乳加工実習設備を整え,学生の畜産食品製造実習,卒論実験,市民を対象としたカレッジ講座などに供しています。
バイオセラピーセンター
 犬舎と厩舎およびドッグランと馬場があります。センターを主にサポートするのは伴侶動物学研究室と動物介在 療法学研究室です。馬と犬が常時飼育され,学生の実習教育や研究,セラピー活動の実践の場として利用されてい ます。

応用生物科学部付属施設

応用生物科学研究所
 4学科に共通する分野を総合的に研究していく機関。生命の科学,バイオサイエンス,微生物,植物,動物をキーワードに応用生物科学の新しい視点,可能性を追求していきます。
食品加工技術センター
 小工場規模の設備を整え,各学科がジャム,ソーセージ,乳酸菌飲料,パンなどの加工製品の製造実習や,オー プンキャンパス,カレッジ講座などに利用します。東京農大のモットーである「実学」を継承した施設です。
アイソトープセンター
 放射性同位元素を用いて,微生物や動植物のトレーサー実験,生化学実験,組換えDNAを含む遺伝子工学的実験等,ライフサイエンスの広い分野に対応する基礎研究・応用研究を行っています。
バイオテクノロジーセンター
 バイオテクノロジープログラムの円滑な推進をはかる目的で設置された実験施設です。遺伝子工学,動植物バイテク実験に必要な高度な機器が完備されています。
菌株保存室
 研究・応用利用に関わる重要な微生物株を保存・管理し,学内外の研究者や利用者の要望に応じて分譲しています。現在,保有している微生物は,細菌・酵母・糸状菌で,合わせて約6,000株におよびます。