時系列モニタリング

衛星画像を使うことによって、広域に環境をモニタリングできることを学んできました。

 

 衛星は過去1970年代から画像を撮り続けてきました。

この過去からの画像を用いることにより、現在までの移り変わりをモニタリングできます。これを時系列モニタリングとよぶことにします。

 

季節性のモニタリング:

 時系列モニタリングにより、植生指数の変動を見ることにより、季節性を把握することができます。

 日本のような北半球の温帯気候帯ですと、夏季に植生が活性になり、冬季に不活性になるような傾向が見られます。また、常緑樹林と落葉樹林の違いを抽出することも可能です。

 インドネシア・カリマンタンにおける泥炭湿地林の地帯では、乾季(7〜9月)と雨季(10月〜翌6月)の季節があります。泥炭湿地に発達している森林の雨季と乾季の活性度の違いを、湿地の地下水位を推測する“手がかり”として、泥炭層の厚さや、火災危険地区の推定を行いました。

 

 さらに、長期間のモニタリングにより、沙漠化の進行や森林回復の進捗などの把握が期待できます。

 

 

 

 
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