東京農業大学

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自己点検・評価

序章
自己点検・評価に当たって
第1章  建学の精神・教育
理念,教育目的・
目標
第2章  教育の内容
第3章  教育の実施体制
第4章  教育目標の達成
        度と教育の効果
第5章  学生支援
第6章  研究
第7章  社会的活動
第8章  管理運営
第9章  財政
第10章 改革・改善
第11章 将来計画の策定
第三者評価結果 
・定期的な見直し・点検の組織と概要、理事会・教授会の関与状況

 18歳人口の約50%に相当する大学進学希望者の数と大学の入学定員数が一致する「大学全入時代」は平成19年と、より間近となり、大学界では今これが最大の関心となっている。本学においても、この時期を重大な時として受け止め、すでに何年も前から本学の教員は、高等学校訪問等を通じ独自の学生確保策を実行してきたところである。また、大学の質の保証に係わる新たなシステムの構築がすべての大学に問われているのが現在である。文部科学省の対応は、平成3(1991)年の「大学設置基準の大綱化」以降、入口規制から出口管理の動向が鮮明である。これに対応するために本学は問われていることで、授業に対する評価等を通じ学生が求める教育の内容を点検し、これらの集大成から教育目的や目標の点検もなされている。さらに、私学にあっては、理事会を中心とした学校法人の経営戦略と共存した生き残りの準備が必要とされることから、これについては、教育投資(家庭と会社の)が起こり続ける大学であるために大学改革が不可欠であるという認識を持っている。そうした背景から、本学では、グランドデザインの構築が必要であると判断し、平成15年10月に全学審議会の中にビジョン委員会を設置し、教授会での承認を経て本学を含む大学全体としての目標を、以下のように設定し、教授会等において報告し、周知を図っている。

 つまり大学全体の使命を考える場合、これまでの大学は、「知識と技術の伝授、ならびに学生の自主的なクラブ活動を支援するかたちで、幅広い教養主義に基づく人格の形成」程度で良かった。しかし、社会は今、大学に、課題発見能力から、それを解く課題解決能力を合わせ持つ研究開発能力、さらにスキルの習得までを求めている。そのためには、常に、自己改革能力を有する大学という目標を持つことが重要で、そのための自己点検評価を怠らないようにしてきた。そこで、大学の目標を、「個性ある大学の個性ある教育・研究・人材育成」としている。東京農業大学が個性ある大学であることは、誰もが認めてくれるところであるから、特に本学にあっては、教育の個性化を強調しているところである。

 その上で、全学的に求める学生像を、(1)食料・環境・健康・資源エネルギーの視界360度を学びたいひと、(2)東京農業大学で学ぶモチベーションができているひと、(3)社会に強いキャリアパスを求めているひと、(4)東京農業大学のDNAと広い価値観に共感をもつひと、(5)自分の能力を一層高められる大学を希望しているひと、の5つと定めたところである。

 

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