食の安全と安心部会 第4回シンポジウム
開催日:2021年12月2日 / 発行日:2021年10月6日
お知らせ
グローバリゼーションを重視した改正食品衛生法の施行後、
食の安全・安心はどのように展開していくか
~重要となる製造者責任と食の安全に求められる課題~
日 時:2021年12月2日(木)13時から
開催方式:Zoomによるオンライン開催
参 加 費:一般参加者(1,000円)
東京農業大学教職員・学生、東京農業大学総合研究所研究会会員(無料)
参加方法:事前登録制(https://foodsafe-nodai.peatix.com/view)
シンポジウム概要:
2018年6月に公布された改正食品衛生法は、国際整合性を睨んだ大幅な改正で、「食の安全と安心部会」では、2018年度第1回、2020年度第3回シンポジウムにおいて、その詳細について情報提供を行いました。この法律は、2020年6月に施行されましたが、HACCPの制度化等に関しましてはリスクマネージメントの主体である地方自治体の条例の整備や民間の食品取扱業者の営業許可・届出への対応などの猶予期間を挟んで、2021年6月に本施行となりました。2021年度第4回シンポジウムでは、改正食品衛生法の施行後、食の安全に関わる社会動向がどのように展開していくのかに焦点を当て、「改正食品衛生法施行後の食の安全」について考えてみたいと思います。
グローバリゼーションを重視した改正食品衛生法の本施行により、日本の食に関する輸入・輸出戦略が変わる事が予想されます。そこで、農林水産省の審議官から同省が現在進めている農林水産物・食品の積極的輸出政策について紹介していただき、今後の展開や直面する課題について紹介していただきます。審議官から直接お話を聞く機会はなかなかありませんのでこの機会をお見逃しなく。一方、さらに高度な食品安全のマネジメントとして、国際標準の認証規格がグローバルに普及してきています。世界食品安全イニシアチブ(Global Food Safety Initiative; GFSI)に承認されており、日本発の認証規格を運営する一般財団法人食品安全マネジメント協会(JFSM)から、認証規格の意義やその運営の実態について理事長より解説していただきます。食のリスクマネージメントにも持続可能な開発目標(SDGs)の考え方を取り入れ、地球規模の保全を行いながら食の安全を達成することが求められています。そこで、フューチャー・アース国際事務局日本ハブ事務局長から、SDGsの解説と食の安全への取り組み方についてご発言していただきます。最後に民間企業の先駆的な取り組みについて紹介していただき、今後の食の安全確保に食品関連業者はどのような対応が求められるかについて考えたいと思います。
プログラム:
13:00~13:05
開会の挨拶
東京農業大学農生命科学研究所長 上原 万里子
13:05~13:15
はじめに 行政動向と本シンポジウム概要解説
東京農業大学総合研究所研究会 食の安全と安心部会長 五十君 靜信
13:15~13:55
HACCP制度化と農林水産物・食品の輸出促進
農林水産省 大臣官房審議官 兼 輸出・国際局 道野 英司
13:55~14:35
グローバルスタンダードとしての食品安全マネジメント認証規格について
一般財団法人 食品安全マネジメント協会(JFSM)理事長 大羽 哲郎
14:35~14:45 休 憩
14:45~15:15
SDGsと食品衛生
国立研究開発法人 国立環境研究所 特任フェロー/
フューチャー・アース 国際事務局 日本ハブ事務局長 春日 文子
15:15~15:45
キユーピーグループにおける安全マネジメント
キユーピー株式会社 品質保証本部食品安全科学センター長 宮下 隆
15:45~16:10
全体を通じての質疑・応答(パネルディスカッション)
16:10~16:20
理事長挨拶
学校法人東京農業大学理事長 大澤 貫寿
16:20~16:30
総括、閉会の挨拶
詳細・お申し込みについてはこちらをご覧ください。
https://foodsafe-nodai.peatix.com/view
たくさんの皆さまのご参加をお待ちしております。
主催:東京農業大学総合研究所研究会 食の安全と安心部会