東京農業大学短期大学部 環境緑地学科 News&Topics
第67 回 鮫川村・里山景観保全活動報告
(2011.01.17)
活動の様子 活動の様子 活動の様子

 12月18,19日に第67回鮫川村里山景観保全活動に行ってきました。今回は学生、社会人42名も参加しました。農大生ばかりでなく、社会人をはじめ、東京大学、韓国留学生、法政大学、日本獣医生命科学大学など様々な大学生が参加してくれました。

 今回は、雑木林間伐、炭焼きなどを行なってきました。
 1日目は、小林輝男さんのご指導のもと、コナラを間伐し、チェーンソー、ノコギリをつかって、昨年作った炭窯に入れる長さに切りそろえました。また太いコナラはナタで割りますが、農家の熟練の技のようには、なかかな上手に割れません。
 炭窯の下には、小枝を敷き並べ、その上にコナラを隙間なく、立て並べていきました。その日の夕方には入り口付近で火入れをして、2日間ほど火と煙の様子をみながら、入り口のふたをする時期を見計らう予定です。
 夕方は、今年自分達で田植えから稲刈りまでした、もち米をつかって餅つきを楽しみ、夜は、秘伝の郷土料理づくりをしながら、自分達がつくった炭をつかってイロリを囲んで夜遅くまで語らいあいました。
 2日目は、昨日同様に、間伐作業を行ない、次週に行なわれる食農体験実習の間伐、落ち葉はき作業の準備をしました。

 今回の作業途中では、畜産農家での黒毛和種の牛とふれあいました。
間伐や下草刈の手入れのされた山林からの落ち葉かき集めて、落ち葉が牛のベットになること。
それによって、山林はよく手入れされた美しい景観となり、夏にはチタケなどのキノコ、山菜が取れます。山林と畜産業とのつながり、農林業の営みがあるからこそ、里山景観が保全されることの意義、大切さを体験しました。

 次回の里山活動は、3月26,27日を予定しています。田んぼへの堆肥だし、舘山公園植樹などを行なう予定です。 参加希望される方は、入江先生に直接もしくはメール(teruaki@nodai.ac.jp)でご連絡下さい。

 

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