ブックタイトル2019年度学生ハンドブック

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概要

2019年度学生ハンドブック

諸研究施設― 91 ―網走寒冷地農場 国定公園小清水原生花園「トウフツ湖」南畔にひらける,日本有数の大規模畑作農業が展開する網走市に位置する網走寒冷地農場は1982(昭和57)年,生物産業学部の開設(1989(平成元)年)に先駆け,寒冷地大規模畑作の実習と産・官・学が一体となった教育と研究を推進し,地域と共に歩む大学農場を目指して開設されました。 約21haの圃場には,北海道を代表する畑作物(秋播き小麦・ビール大麦・馬鈴薯・てん菜)の他に根菜類(ナガイモ・ゴボウなど)が栽培され,当農場職員が農家資格を有し,地域営農集団組織の一員となって地域農家と共に組織的な運営を行っています。同時に,試験圃場による試験・研究が行われ,地域農業の発展にも大きく寄与しています。 この農場はリアリティのある地域農業問題の解明を通してこれからの新しい農業の構築をめざすことを基本理念として掲げ,営農・教育・研究が三位一体となりながら,本学の「実学主義」を具現化できるユニークな大学農場です。 知床の山々や波静かなオホーツク海など豊かな自然環境に恵まれた北海道の網走市では,オホーツクブルーの空の下,日本有数の先端的な大規模機械化農業が営まれています。機械や施設は集団で所有して利用と作業は共同で行い,また,共同で生産資材を購入,生産物を販売しています。当地の畑作農業の経営はこのような営農集団方式を取り入れ,高生産農業として注目されています。学生の実習風景(大麦の調査)