生産環境情報・計画分野 地水工学研究室
 私たちの生活環境に大きく影響を与えているのは雨をはじめとする水である。この水は生物の生存、作物の生産に作用し、影響を与えている。そこで、この水が与える様々な作用・影響を有効に利用し、水田・畑の栽培環境の整備、改善を行なっている。また、この考えを応用し、気象災害である冷害や凍霜害などの予測や予防、さらには沙漠の緑化などに役立てようとしている。すなわち、当研究室は、これらに必要な自然環境改善のための対象地の気象・土壌・植物の生育状態などの情報収集とその整備・改善のための計画手法を研究している。

 具体的な研究課題としては、北東アフリカのジブティ共和国や中国新疆ウィグル自治区での乾燥地緑化法や灌漑農業に関する節水感慨法の技術開発である。本研究の最終目的は、これらの研究成果を沙漠化防止や温暖化防止の原因であるCO
2削減のための緑化技術へ応用することにある。
 
スタッフ
高橋  悟  教授 沙漠緑化、熱地・寒地農業への水利用、風土に基づいた水利用による環境改善
渡邉 文雄 教授 乾燥地における水利用の改善 -最適灌漑法に関する研究-
鈴木 伸治 講師 乾燥地および寒冷地農地における熱・水環境の保全と有効利用
 
主な卒論タイトル
エチオピア国の気象特性
乾燥ストレス条件下での植物の茎径変化と葉面反射特性について
親水機能に配慮した農業農村整備事業について ―神奈川県開成町を事例として―
負圧浸潤条件下の土壌の吸水度評価について
ネリカの生育に及ぼす影響について
風土に基づく地域の活性化について
乾燥地の水利用について
太陽エネルギー利用による蒸留装置の適正循環風量の解明
雨滴侵食が土壌に及ぼす影響について
水音の癒し効果について
作物の乾燥ストレスについて
ボーダー潅漑条件下での浸潤特性について
水辺環境が人間に及ぼす影響について
微気象と植物生育との関係について
乾燥地におけるアグロフォレストリーについて
 

 


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