三原 真智人  (みはらまちと)
東京農業大学 地域環境科学部 生産環境工学科
地域資源利用分野 地域資源利用学研究室 教授
 
連絡先
〒156-8502 東京都世田谷区桜丘1-1-1
TEL:03-5477-2338, FAX:03-5477-2620, Email:m-mihara@nodai.ac.jp
 
略歴

1993年 東京農工大学大学院連合農学研究科博士後期課程 修了、博士(農学) 

1993年 東京農業大学農学部農業工学科 助手、講師、助教授を経て
2004年 東京農業大学地域環境科学部生産環境工学科 教授 現在に至る
2005年 東京農業大学大学院農学研究科農業工学専攻博士後期課程 指導教授 現在に至る
(学外)
2002年 (特活)環境修復保全機構 理事・国際環境協力プログラムディレクター 現在に至る
2005年 国際連合FAO専門家 (Informal Tsunami and Reconstruction Networks) 現在に至る
2008年 タイ国コンケン大学農学部 客員教授 20093月まで
研究テーマ
土壌侵食の機構解明と水環境の保全対策
土壌侵食に伴う環境問題は、有機物を多く含む表土の流出のみならず、土壌粒子に吸着・付着した様々な化学成分の流出を生じることにある。そのため侵食現象は、農業生産基盤のみならず、流域全体の水環境問題として理解することが必要である。土壌侵食の機構解明に取り組み、水環境保全を目指した土壌保全対策のあり方について取り組んでいる。
流域の水環境に与えるインパクトを考慮した地域資源の持続的有効利用
農業的土地利用が流域の水環境に大きなインパクトを与えていることは、これまでの研究からも明らかにされている。途上国では著しい人口増加のため適切な農地管理が行われず、生産性の低い農地が放棄されて土地の荒廃化が進んでいる。日本国内においても生産性を高めるため、環境許容量を越えた過度の化学肥料が投入され、水環境の汚染が深刻化している。水・土地資源や有機資源も化石燃料と同様に、限りある資源である。これら地域資源を持続的に有効利用する方策について、国内のみならず海外の諸研究機関と共に環境科学の側面からアプローチしている。
国際環境協力における住民参加に基づいた土壌・水保全
日本国内の土壌・水保全技術を海外に普及する事例が多くなっているが、受け入れ側(現地農家)の理解度や営農における習慣を無視した事例も多く見られ、全ての普及事例が成功しているとは言えない状況にある。そこで住民参加に基づいた土壌・水保全の普及手法について研究を行っている。
所属学会

World Association of Soil and Water Conservation, Soil and Water Conservation Society-USA, 環境情報科学センター, 農業農村工学会 など

講義担当科目

測量学、測量実習、農地保全学、環境学習と体験活動、海外農業開発工学、PRINCIPLES OF ENVIRONMENT AND AGRICULTURE

 

 

 

 

 


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