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就職活動体験記

応用生物科学部

大日本住友製薬 株式会社

バイオサイエンス学科卒 塚本 晃人

「情報収集と自分を持つことが面接成功の秘訣」

私が製薬業界に決めたのは3年生の1月初旬。そのころ、製薬企業は早いところでは、面接がスタートしており、研究職に限っては秋頃には内々定を出しているときであった。

その後、内々定を頂き始めたのは3月に入ってからで、就職活動を終えたのは3年生の3月末。就職活動を始めたのは11月頃、はじめは業界・業種を決めることなく、興味を持った企業、セミナーに足を運んでいた。しかし、様々な業界の説明を聞く中で、自分が本当に働きたい業界・業者が定まっていった。はじめから、業界・業種を決めていなかったため、面接の中で「何故、この業界なのか。」「何故、この職種なのか。」といった質問には自信を持って答えられていた。

冒頭にも述べたように、製薬業界を志望する者にとって決して好スタートを切ったと言える状況ではなく、焦りを感じていた。業界・業種を決めてから、製薬会社と名の付く企業にはかなり足を運んだ。そのなかで、一番大切だと思ったことは、情報をより広く取り入れることだと思った。そのころ、会社の周りの喫茶店やレストランには同じく製薬企業を志望する人たちが面接時間までの時間を潰していることが多く、情報交換の場として最適な場所であった。また、薬学部に所属する学生とも交流を持つことも多々あり、製薬業界について学ばせて戴いていた。これらのことが功となり、面接対策はかなり効果的に準備ができた。また、同じ状況にある人たちと話す事が出来て、気持ちに余裕が持てたように思える。

一つの業界の中にもかなりの企業があり、その中でも自分にあった企業を選択していかなくてはならない。私は企業選びのポイントをいくつか決めて、説明会や面接を受けていった。就職活動を進めていくと、自分の企業選びもわがままになっていき、企業選びのポイントが増えていった。このようにして、企業選びのポイントを定めておけば、面接の中で、「何故、うちの会社なのか。」といった質問にも的確に答えられていった。この企業選びのポイントに自分らしさを取り入れられると自己PRにもなることができると思う。私の場合は将来のキャリアとして、希望している部署があったので、「社員のキャリアプランをしっかりと把握してくれる制度がある。」といったことをポイントとしていた。

就職活動の中で、一番失敗したことは筆記試験の勉強を全くしなかったこと。SPIや一般常識の参考書は購入したものの、移動中に目を通す程度であった。そのため、筆記試験に手ごたえがあったことはほとんどなく、同時に行われることが多い一次面接や集団面接で挽回しなくてはならないことが多々あった。机に向かって何時間も費やす必要はないように思うが、それなりの準備は不可欠だと思う。


お粗末な就職体験記ですが、最後まで読んでいただきありがとうございました。少しでも参考になれば幸いです。就職活動が実りあるものとなることを祈っています。


明治製菓 株式会社

生物応用化学科卒 横川 俊裕

「自分のペースで就職活動を」

私が就職活動を始めたのは、11月の収穫祭が終わってからでした。それまでは意識だけでも就職活動に向けておこうと思い、学内のガイダンスには出席しましたが、それ以外のことは特にしませんでした。収穫祭が終わった後は、まず志望業界を絞ることから始めました。志望業界をある程度絞った上で就職活動を行った方が業界研究も深くすることができ効率的だと考えたからです。

私は食品化学を扱う研究室に所属していることもあり、食品業界に興味を持っていました。食品業界の業界研究を進める中で、飲料業界と乳業業界に特に興味を持ち、それらについてさらに業界研究を進めました。またガイダンスでもらったプリントを基に自己分析を行いました。私の場合は、わかりやすい性格のせいか簡単に終えてしまいましたが、しっかりやっておいた方が良いと思います。この自己分析が基になってエントリーシートや面接での受け答えの内容が決まってきます。

全体的な流れとしては、練習の意味も含めてまず選考時期が早い大企業をいくつか受け、その後中小企業で納得のいく就職活動ができるようにしようと考えました。結果として、大企業ではエントリーシートやウェブの適性検査で落ちてしまうことが多かったのですが、この時にエントリーシートの書き方やSPIの勉強方法を見直し、その後に生かすことができました。最終的には、3月末に第一志望の企業から内々定を頂き、就職活動を終えました。
筆記試験と面接についてより詳しく書くと、筆記試験は2冊の問題集を段階的に解きました。まず基礎的な問題集を1冊解き、次に1冊目より難しい問題集で不得意なところを中心に勉強しました。勉強方法は人によると思いますが、時間がない中では、まず易しい問題集で不得意分野を洗い出す方法が良いのではないかと思います。また、面接は受けた回数がものを言うと思います。私は、面接が終わると質問に対する自分の受け答えについて自己採点をし、次の面接ではより良くなるようにしていきました。質問内容などは時間が経つと忘れてしまうので、その日のうちにメモをしておくと良いと思います。精神的な面では、常に内定者のつもりで面接を受けるよう心がけました。話す内容も重要ですが、それ以上に堂々とした態度で面接に臨むことが重要だと思います。

私は 11月から就職活動を始め、多忙な1、2月を経て3月の末に内々定を頂き、比較的短期間で 就職活動を終えました。今になってみると、何事に対しても短期集中型なのでこのペースが自分に合っていたのだと思います。逆に長期戦になっていたら、モチベーションを保てたかどうか不安になります。そう考えると、就職活動は始めるのはある程度早い方が良いと思いますが、あとは自分に合ったペースで取り組むべきだと思います。

就職活動では辛い事もあると思いますが、自分を見つめる良い機会だと思って頑張ってください。


日本食研 株式会社

栄養科学科管理栄養士専攻卒 出口 留美

「自分にできる最大限の努力を」

就職活動を終えて私が一番感じたのは、その時にできる最大限の努力をし、本気になって取り組めば、何か必ず得るものがあるということです。その頑張りは評価されることもあれば、残念ながら受け入れてもらえないこともあります。失敗は成功の元というように、私の就職活動は失敗から学ぶことがたくさんありました。

私は、三年生の秋ごろから就職活動を始めました。まだ就職活動をどのように進めていけば良いかがわからず、不安な気持ちでいっぱいでした。特に、エントリーシートを書くのには本当に苦労しました。自分はどのような性格か、どのような価値観をもっていて何をしたいのか、なぜそれをしたいのか。自分のことだから分かっていると思っていても人に伝わるように文章で自分の思いを上手く表現することは想像以上に難しいことでした。就職活動では自己分析がとても大切であると身をもって痛感しました。就職活動の中で一番時間をかけたのが自己分析です。人に伝わりやすい文章で表現できるようにしたいと思い、今まで自分のしてきたことを思い出し、その中で自分はどのように感じ、考え、行動したのかを具体的に紙に書き出しました。何度も何度も書くうちに自分の主張したいことや自分の価値観をもう一度確認することができました。そしてエントリーシートがようやく通り始めました。

選考が進み、面接もエントリーシートと同じように思っていることを伝えようと意気込み、初めての面接を受けました。ところが緊張してしまったのと、自分を良く見てもらいたいという思いから、本当に伝えたいことの半分も伝えることができませんでした。書くことと相手に話して伝えることの違いは大きいと感じました。鏡を見ながら面接を思い浮かべて話す練習をしたり、父に面接のシミュレーションをしてもらったりと自分なりにいろいろな工夫をしました。実際に言葉に出して表現することで自分の思っていることを頭の中で整理することができ、自分の思いに自信を持つことができました。面接では素直に、そして等身大の言葉で思いきって話せるようになり、内定をいただくことができました。

就職活動は自分との戦いだと思います。人と比べないことです。私はちょうどセミナーなどが集中する二月に三週間の病院実習が重なり、周りの友人がいろいろな会社のセミナーに行った話を聞いて正直焦っていました。でも自分は自分。挑戦できるチャンスをしっかりつかんでそこで全力を注げばいいと前向きに自分に言い聞かせることで、一つ一つのチャンスを大切にでき、納得がいく就職活動をすることができたと思います。就職活動は大変で、本当に悩むことが多いですが、本気で悩んだ事ほど得るものは大きいと思います。悩んだりつらくなった時は友人と励ましあったり、気分転換をしながら明るく前向きに頑張ってください。納得のいく就職活動ができることを応援しています。


 

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