サラリーマンの昼食 〜息子から父へ〜

生物産業学部 食品科学科 3年  丹 大輔

努力賞

作品
「サラリーマンの昼食 〜息子から父へ〜」

pdf 材料、調理方法はコチラ

pdf 調理審査の感想はコチラ

イメージ1 イメージ2 イメージ3
イメージ4 イメージ5 イメージ6
イメージ7 イメージ8 イメージ9
作品に関するコメント
父は平日の昼食は外食で済ましています。現代の外食は高脂質、高カロリーで健康に良いとは言えません。私は父に少しでも昼食時に健康的な食事をとってほしいと考え、今回「サバのドライカレー」「ごぼうと豆腐のポタージュ」「豆乳コーヒーババロア」の3品からなる「サラリーマンの昼食 〜息子から父へ〜」を考えました。
「サバのドライカレー」は、通常のドライカレーの材料である牛肉と豚肉の合挽き肉を、サバの水煮で代用しています。牛肉と豚肉の合挽き肉は、高脂質、高カロリーで健康に良いとは言えません。そのため健康に良い材料を選ぶ必要があると考えました。今回材料として用いたサバは、DHA、EPAを多く含みます。DHAは血中コレステロールの低下や脳の働きを活発にする作用があると期待されており、EPAも血中コレステロールの低下や血栓の形成抑制などの作用が期待されています。そのためサバは非常に健康に良い材料と言えるでしょう。また、付け合わせのご飯をターメリックライスにすることで、見た目の向上だけでなく、ターメリックに含まれるクルクミンによって健胃、利胆の効果が期待できます。
「ごぼうと豆腐のポタージュ」はカロリーを抑えるため、通常ポタージュ類を作る際に使用する生クリームを使用しませんでした。しかしこれではこくとクリーミーさが出ません。そこで豆腐を用いることで独特のこくとクリーミーさを出すことができました。また、ごぼうには食物繊維を多く含んでおり、日ごろ不足しがちな食物繊維を補うのに最適です。食物繊維をしっかり摂取してほしいと考え、スープを裏ごしせずあえてごぼうのつぶつぶ感を残し、食物繊維を最後までスープの中に残すことを心掛けました。
「豆乳コーヒーババロア」は、「食後はコーヒー!」という考えから思いつきました。生クリーム、牛乳を一切使用せず、豆乳を使用することでカロリーを抑えることができます。その上豆乳に含まれている大豆イソフラボンは、骨粗鬆症の予防や更年期障害の軽減などが期待されており、まさに一石二鳥です。  このように私は各料理にそれぞれテーマを設定し、少しでも健康に良い料理を考案することを心がけました。
ロイヤル(株)審査員コメント
スープやドライカレーを通常使わない食材にかえることでカロリーや健康を意識し、タイトル通りの愛情たっぷりのメニューになっています。