菜々色畑の旬膳

食料環境経済学科 4年  芳賀 貴憲

日本農業新聞賞

作品


「菜々色畑の旬膳」
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作品に関するコメント

今回、テーマがお米と野菜ということで、私自身様々な事を考えさせられました。日本の食料自給率が低下する中でもう一度お米の良さ(栄養価)を考え新旧様々な野菜を取り入れ私たち日本人が忘れかけている日本のおいしさを取り戻したいと思い、今回のクッキングサミットに参加しました。
私の中で「洋な和」をテーマに見た目は、現代風の洋食にしながらも食べるとどこか和を感じるような料理を意識し調理しました。

【トマトとオクラの洋風茶漬け】
今が旬のトマトをベースに洋風のお茶漬けにしてみました。お茶漬けにすることにより演出効果やお客様自身の手でお料理を感じて欲しいという発想から考えた1品です。具材はトマトをベースにオクラ、ネギなどを用い、サラサラしがちなお茶漬けの食感のアクセントとしてスナックエンドウを使いました。また、おにぎりの中にアサリを入れることによりダシをかけて食べる際にスープとともにアサリが出てくるというサプライズ演出の要素も取り入れてみました。洋風の見た目にどこか懐かしさ、安心感を与える1品となっております。
今回は、夏をイメージしたため冷静スープで頂きますが少し寒い時期は、塩分濃度を変えコーンや海老を入れてみるのも良いです。

【豚角煮とズッキーニのベジフィーユ〜和風オレンジソース添え〜】
和食である豚の角煮を洋風かつ新しいスタイルで楽しんでもらいたいと考えた1品です。ミルフィーユ状にすることにより、野菜と一緒に採れる事はもちろん視覚でも楽しむことが出来ます。また、この料理では「食感」にポイントを置き、トロトロの豚肉に合わせ大根は食感が残るよう固めに煮、付け合せのエリンギも食べ方の組み合わせでは様々なバリエーションを生んでくれます。
ソースにはオレンジをベースに醤油を加え和風オレンジソースに仕上がっています。一緒に食べることにより濃厚な角煮に味の変化が。。。シンプルに味付けをした素材達と夏らしい爽やかな酸味がぴったりです。

【菜々色畑の彩りパフェ】
野菜の「存在感」をテーマに一皿でたくさんの野菜が採れるよう野菜畑をイメージしながら作りました。下には、アボカドとクリームチーズで作った濃厚なアボカドムースを敷きつめ、その上には色合い、食感様々な野菜を清涼感たっぷりのゼリー寄せにし前菜としてもデザートしても楽しめる1品となりました。

  一皿で13種類の野菜が楽しめ、野菜の醍醐味や新たな発見を教えてくれます。

ロイヤル(株)審査員コメント
見た目に美しくさっぱり食べられそうで初夏〜夏向けのメニュー。高さがあったり自分でひと手間加える演出が楽しいです。