ミシガン州立大学留学報告書(2) 国際農業開発学専攻 齋藤 修平 |
この報告書は、第1回オリエンテーションで配布された資料(姉妹校長期留学生制度による派遣留学生)の12.留学生の義務、1)留学中の報告(計4回の報告書を提出すること、@出発してから1ヶ月後、A12月上旬、B2月上旬、C5月上旬、但し、8ヶ月間留学の場合は、Cは不要)に基づく報告書B2月上旬である。報告の内容は以下の5つである。 1.はじめに 2.Speaking and Listening(ESL222) 3.English Grammar and Composition(ESL220) 4.Introduction to Microeconomics(EC201) 5.おわりに 1.はじめに 私がミシガンにきて早くも半年が経とうとしている。私は9か月の滞在であるので、すでに三分の二を終えたことになる。来た当初の意気込みや目標を達成できるか不安になるときもあるが、授業は非常に面白いし、こちらの生活にも本格的に慣れてきたようである。残りの三か月をしっかり目標へ向かって進んでいきたい。以下、これまでの留学生活について報告する。項目は上記の通りである。 2.Speaking and
Listening(ESL222) Speaking and Listening(ESL222)は、毎週月曜日、水曜日の15:00から16:30に行われている。3単位の授業である。この授業の目的は、ネイティブスピーカーではない学生を、アメリカの大学の授業において、レクチャーの話しを理解し、ノートを取り、質問ができるようになることを目的としている。教員はMr. Mark Shareである。彼はこれまでのIEPの英語教員に多かったTAではなく専任の教員である。彼もまた東欧において数年間の指導経験があり、非常に落ち着いて講義を展開している。授業内容についてだが、基本的には教科書にそって進められ、その内容は5分から15分の様々な分野の講義を聴き、それに対してどのようにノートを取るかを行っている。また、毎週月曜日はクラスを4つのグループに分け、各グループの一人が新聞などの記事を読み、それを他のメンバーに要約して聞かせ議論をしている。当然、各々興味のある話題が違うので毎週新鮮な話題を知ることができ、時には議論が白熱することもあり、新しい知識や英語を向上するのに非常に役に立っていると感じる。今後のクラスの予定では、各人2回のプレゼンテーションと2回のディベートする予定になっておりとても楽しみである。 3.English
Grammar and Composition(ESL220) English Grammar and Composition (ESL220)は、毎週火曜日、木曜日、金曜日の10:20から12:30まで行われている。この授業は他の二つと違い6単位の授業であるのでかなり内容の濃いものとなっている。教員は、Ms.Rita Kruseである。彼女は他の教員と違い、これまでのキャリアの多くをアメリカの高校や中学で論文指導をしてきた教員である。また、授業の目的は、留学生をアメリカもしくはカナダの大学においてレポート、ジャーナル、エッセイをネイティブスピーカーと同じように書けるようになることを目的としている。したがって、授業の内容は英語の学術論文がどのような構成になっており、その規則に従って論文を書くためにはどのようの手順で書かなくてはならないとういう内容になっている。したがって、文法や構文、論文の書き方と並行して多くの小論文を書く。また、大学の期末試験において、時間制限のあるなかでどのように小論文を書くかなどもやっている。 4.Introduction
to Microeconomics(EC201) Introduction to Microeconomics(EC201)は、毎週月曜、水曜、金曜日の13:50から14:40まで行われている。この授業は3単位の授業である。教員は、Dr. L. Martinである。授業の内容は、ミクロ経済学の基本となるアイディアを様々な例を用いながら授業をしている。授業時間は短いが授業を受講する際に事前に教科書を読まなくてはならない。また、毎週金曜日は、小テストの日であり、これにより評価の80%が決まる。授業はとても面白く、また、経済用語などを英語で勉強できる機会となるのでとても重宝している。 5.おわりに こちらの生活にもだいぶ慣れてきた。本音で話し合える友人もできたし、授業も非常にたのしい。ひとつ後悔していることと言えば、なぜ12ヶ月にしなかったのだろうか。英語にもだいぶ慣れてきて、ようやく自分の意見を表現できるようになったというのにあと3ヶ月で帰ってしまうというのは本当に口惜しい。願わくば、ここに残りたいが、それはできないので、残りの3ヶ月悔いのないようにやっていきたい。 |