長期留学報告書
阿部昇平
台湾に来て既に4ヶ月が経ち、こちらの学校は期末試験がそろそろ始まります。今回は前回の報告書では記載しなかった、気候、生活、言語、授業の項目に分けてこちらでの生活の報告をします。
気候
冬ですが、最高気温は20℃です。日本に比べ平均気温はだいぶ高く、冬ですが昼は半袖で過ごしています。今年は特に温暖のようで、現在とても快適な気候です。ただ夏は毎日30℃を超え、日差しもとても強く毎日外を歩くだけで大変でした。
生活
中興大學に日本人は少なく普段は他の交換留学生、又は単独で行動しています。台湾には日本語を勉強している学生がとても多く、現在language exchangeとして週に一度日本語を教えています。また週末は大抵予定がないので、中国語の勉強をしたり、旅行に行ったりと、のんびりと過ごしています。台湾での生活費についてですが、学生寮に住めば一ヶ月で6500NTD、日本円・約23000円で生活できます。こちらでは日本と違いルームシェアをすることが普通で、友達の多くはシェアをして暮らしています。シェアすることで家賃は月2500〜5000NTD、一人だと4000〜7000NTDです。
写真1 台北旅行 写真2 台湾の夜市
言語
学中では英語を話すことのできる人が多いのですが、外に出ると英語はあまり通じません。例えば台湾の名物の一つである夜店等です。そのためこちらに来て間もない頃は苦労しました。特に日本人は台湾人と区別しにくいため、私はよく中国語で話しかけられます。台湾に留学する上で中国語は必須だと思います。こちらに来て既に4ヶ月が経ちましたが、やはり言語の悩みは尽きません。現在中国語でなんとか自分の意思を伝えることのできるようにはなりましたが、リスニング能力がまだ今ひとつで、リスニング能力の向上が私の課題の一つです。
また交換留学生受け入れが今回初めてのため来年以降どうなるかは分かりませんが、留学生必修科目である「台湾認識」では人前で英語を話す機会が多く、中国語だけでなく英語のスキルも必要です。英語、中国語とも重要ですが、今は中国語に力をいれて勉強をしています。
授業
留学生のために英語の授業が提供されていますが、数は多くありません。私の学科の授業は、今学期一つも英語の授業がなく、全て中国語です。一度中国語の授業を聴講しましたが、やはりほとんど理解できませんでした。現在はリスニングスキルの向上のため、台湾人学生用の日本語授業に出席させてもらっています。他の科目だと専門用語が多く聞き取ることが難しいのですが、日本語だと比較的が理解しやすく、中国語の学習に大変役立っています。
その他の授業としては英文系の授業を受講しています。これはEnglish literatureや英語を専攻する学生向けの授業なので、少しハイレベルです。講義中によく討論をするのですが、この講義に出席すると日本のことを意外と知らないものだと実感します。
留学生には台湾認識という必修授業があり、その授業では台湾の文化について勉強し、月に一度程field tripとして課外授業を行っています。現在は全て英語の授業を受講していますが、来学期は中国語の授業を受講し、中国語のスキルアップにつなげようと考えています。
写真3
認識台湾の授業風景 写真4 中興大學anniversary day