東京農業大学 「食と農」の博物館 Food and Agriculture Meseum

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Wild Boar Becoming Pigs ― Domestication

ブタになったイノシシたち

企画展 ブタになったイノシシたち

Wild Boars Becoming Pigs ― Domestication

 ブタがイノシシの家畜化されたものであることは広く知られています。その家畜化はおよそ1万年前に始まったとされておりますが、現在でも各地で生け捕られたイノシシが容易に飼育され、またイノシシとブタの交配によって「イノブタ」と呼ばれる家畜も存在することからも理解できます。このことはブタもイノシシも、生物学的には同一種であるということを示しています。しかし現代の我々のブタに対する一般的なイメージは、顔面がしゃくれ、耳は大きく垂れさがり、尾は曲がり、体毛は荒々しく「剛」のイノシシとは異なり、どちらかというと愛らしいものではないでしょうか。

 しかし、最近の調査ではアジア辺境域において、一見イノシシとは判別しきれない特徴を持つブタが飼われていることがわかっています。そこではイノシシの家畜化が現在でも繰り返されており、時にはその遺伝子がブタ集団内に入り込んでいるためと考えられています。このようなブタは、その地域のイノシシから家畜化された在来のブタであり、遺伝資源として貴重であるにも拘らず、アジアの近代化の中で絶滅の一途を辿り、その調査研究も殆ど行われていないのが現状です。

 本展では2019年の亥年を迎えるにあたって、今日の食肉資源において最も身近であるブタを取り上げ、「イノシシがブタになる」その家畜化について、これまで殆ど知られていないアジア辺境域のブタを対象に探ってみます。また多くの標本や民俗・美術資料をとおして生き物としてのイノシシ・ブタについて考えてみます。

概要

【会 場】東京農業大学「食と農」の博物館 1階企画展示室A・B
【会 期】平成30年10月26日(金)~平成31年3月10日(日)
【開館時間】10:00~17:00(※12月以降は16:30まで)
【休 館 日】月曜日(※12/24は開館、また祝日の場合開館し翌火曜休)、月末最終火曜日、冬期休館(12/26~1/6)
【入 場 料】無料
【監 修】東京農業大学名誉教授 田中一榮
【共 催】東京農業大学「食と農」の博物館(代表:館長 江口文陽)、東京農業大学学術情報課程
【協 力】奥州市牛の博物館/国立科学博物館/国立歴史民俗博物館/名護博物館/鈴木伸一(元東京農業大学教授)

関連イベント

講演会
    日 時:2018年11月10日(土) 13:30~15:30
    会 場:本館2階セミナー室
    演 題:知られざるブタの遊牧
    講 師:池谷和信(国立民族学博物館教授)

ギャラリートーク
    日 時:2018年11月2(金)、3(土)、4日(日)収穫祭期間中
        各日 13:30~14:30
    会 場:一階企画展示室
    講 師:東京農業大学「食と農」の博物館学芸員



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