平成24年3月30日(金)~平成25年3月23日(日)【通年シリーズ】進化生物学研究所コレクション「今を生きる古代型魚類」
2011年12月6日
古代型魚類とは?
魚類の中には数億年以上も前の形質を今に受け継ぎ、なかには化石とほとんど姿を変えることなく今を生き抜いてきているものがいます。「生きている化石」と呼ばれるシーラカンスは、まさにその代表です。そのような魚類たちはひとまとめにして「古代型魚類」と呼ばれています。シーラカンスの他、アロワナ、ポリプテルス、ガー等が有名ですが、サメやエイも古代型魚類なのです。
(財)進化生物学研究所では、長年にわたり淡水産の古代型魚類の仲間を飼育しております。小さな展示ですが一人でも多くの方にその存在を知ってもらうとともに、古代型魚類たちが持つ不思議な姿や特異な生態などの魅力、そして「食」としての「命」と「人とのつながり」についてなど、間近に接することで何かを感じていただけたらと思います。


現在展示中の古代型魚類 ナギナタナマズ Notopteridae
西アフリカとインド・東南アジアの川や湖に、現在8種類棲んでいることが知られています。
まさに薙刀(なぎなた)のような形をしており、ナイフフィッシュとも呼ばれます。
ヒレをカーテンのように動かすのが特徴的です。大きいものは、100cmになります。
魚や水生昆虫などを食べる、肉食性です。現地の市場などでは、食べるために売られています。
祖先は約1億5千万年前に現れたといわれています。
【主催】(財)進化生物学研究所