山岳部創部100周年記念展示
6/4(木)より、博物館2階の古民家前にて「東京農業大学農友会山岳部創部100周年記念展示」が始まります。
主催者挨拶
東京農業大学農友会山岳部は、1924年に創部され、昨年2024年で100周年を迎えました。東京農業大学の中でも4番目に長い歴史を持つクラブです。
創部以来スポーツアルピニズムの追求を方針とし、成長してきました。
戦前から、北アルプスの険しい山々で登山活動を実践し、奥穂高ジャンダルム飛騨尾根や明神岳東稜の冬季初登攀成し遂げ、また一方では、アカデミック性を活かして北千島調査隊を派遣し、貴重な報告資料を残しました。
戦後は日本国内での活動経験を活かし、さらに高所での登山活動を実践するべく、農大山岳会(OB会)が中心となって海外の山岳地域へ登山隊、隊員を派遣しました。
これまでにOB、学生が登頂した8,000m峰は、農大山岳部単独の登山隊だけでも5座を数え、OB、OGが個人で参加した登山隊を含めればエベレスト、K2、カンチェンジュンガのビッグ3をはじめ、10座を越えています。
近年では、2016年に8,000m峰の一つであるマナスルへ日本人初となる東稜からの登頂を果たし、大きな成長を遂げることができました。そしてフリークライミングも冬山登山、夏の縦走も、アイスクライミングもすべてをこなせることを目指し、さらなる高い目標を掲げ、活動を続けています。
この度、食と農の博物館の協力を得て、山岳部の活動を紹介する機会を得ました。日本国内、ヒマラヤをはじめとする海外での登山活動、そして社会的に反響のあった出来事や登山の枠を越えて活躍された仲間達を、山岳関係者だけでなく、大学関係者、一般学生、そして地域の方々へ紹介したいと思います。ご覧いただければ幸いです。
ガッシャブルムⅡ峰頂上(パキスタン)1993年7月
エベレスト頂上(ネパール)2003年5月
【展 示】「東京農業大学農友会山岳部創部100周年記念展示」
【展示期間】2025年6月4日(木)~6月17日(火)
【会 場】「食と農」の博物館 エレベータ横階段、2階古民家前
【主 催】東京農業大学農友会山岳部・山岳会(OB会)