科目名 動物資源学  Animal Resource Science 2単位)  

TN-44

農学部・畜産学科・1年・後学期・木曜・3時限

キャンパス   厚木

 

担当者氏名   野村 こう/高橋 幸水

学習・教育目標

 

畜産学領域からみた動物資源とは何かをまず理解し、ついでそれらが主要家畜、特用家畜のみならず、その野生原種、近縁野生種にまでおよぶ広い範囲であることを認識してもらう。さらに未利用動物資源の探索、保全と利活用、在来家畜の現状とその重要性等につき論ずる。また動物資源が先進国、発展途上国を問わず、環境を破壊することのない持続的動物生産システムにおいていかに重要であるかにつき言及する。

取り扱う領域(キーワードで記載)

遺伝資源

生物多様性

家畜化

在来家畜

持続的動物生産システム

環境保全

 

 

 

授業の進行等について(単位制度に基づく授業の進行予定・内容)

 

 

テーマ

内容

授業のねらいまたは
準備しておく事項

1

畜産学における動物資源とは何か

 

 

2

ウシ科ウシ亜科動物

アフリカスイギュウ、アジアスイギュウ、アノア、ウシ、バイソン属

配布資料を熟読しておく

3

4

5

シカ科動物

キョン、オジロジカ、ヘラジカ、トナカイ、シカ亜科

6

イノシシ科動物

イノシシ、カワイノシシ、イボイノシシ、モリイノシシ、バビルサ属

7

イヌ科動物

ヤブイヌ群、キツネ群、クルペオ群、イヌ群

8

その他の動物

ラクダ他

9

10

家畜化の起源

ウシ等の主要家畜を例にその動機や年代について説明

 

11

在来家畜の重要性

日本、アジア地域、ヨーロッパ地域での例を説明

 

12

日本における家畜資源対策

農林水産省事業につき説明

 

13

世界における家畜資源対策

FAO事業につき説明

 

14

予備日

 

 

15

予備日

 

 

 

 

 

教科書及び資料(授業前に読んでおくべき本・資料)

  

 

書名/著者/発行所(発行年)

 

生物資源とその応用/横濱道成 他/三共出版

 

 

授業をより良く理解するのに便利な参考書・資料等

  

 

書名/著者/発行所(発行年)

 

新畜産ハンドブック/扇元敬司 他編/講談社サイエンティフィク

 

 

 

この科目を履修する前に単位を修得しておくことが望ましい科目

生物学

動物遺伝学

 

 

 

学んだことが活用できる領域

専門基礎

動物飼育

環境保全

遺伝資源利用

家畜育種

動物系実験

 

 

 

評価の方法(レポート・小テスト・定期試験・課題等のウェイト)

 定期試験の点数を成績評価の対象とする。答案はテキストのみならず、講義で述べた内容が記載されているか否かが重要視される

 

その他受講上の注意事項

 (1)授業効果を高めるため予め配布した資料を必ず読んでくるこ

 (2)質問のある学生は出来る限り授業中、あるいは授業後にすること