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学科がよくわかるプログラム

模擬講義

世田谷キャンパス及びオホーツクキャンパスの各学科の先生たちが、通常90分の講義を45分で再現します。

環境
地球温暖化に伴うアザラシ類の変化
アクアバイオ学科 小林 万里 講師 303教室 10:00〜10:45
このまま地球温暖化がすすむと、オホーツク海に流氷が出来なくなるとも言われています。流氷上で出産し、海の生態系の高次捕食者であるアザラシにどのような影響がもたらされるのでしょうか。それらアザラシたちの回遊や行動に既に近年変化が生じています。その理由を予測するために現在実際に進めている調査・研究を紹介しながら、将来アザラシたちに起こり得ることも考えてみます。
北海道の希少猛禽類の生態と保全
生物生産学科 白木 彩子 講師 303教室 11:00〜11:45
生物多様性を維持する上で、絶滅の危機にある野生動物の保全は非常に重要な課題である。本講義では、北海道の希少種保全に関する現状について解説し、ケーススタディとして講師の専門とするオジロワシとオオワシの保全を目的とした生態学的研究の成果と、多岐にわたる保全上の課題について紹介する。
電子地図・衛星画像で地球環境の変化をとらえる
生産環境工学科 島田 沢彦 准教授 303教室 12:00〜12:45
■砂漠化・森林火災などの土地荒廃はどのように感知されるのだろう? ■まずは現状を的確に把握できなければ、過去からの変遷課程の解明、今後の計画の策定は行えません。■この講義では地上環境の現状を正確に把握するための衛星画像解析技術の基礎と、この技術がGoogleEarth等に代表される電子地図へどのように応用されているかについて解説します。また電子地図の便利な利用法についても紹介します。
里山ってなんだろう―里山の特性・機能と今後の展望―
環境緑地学科 鈴木 伸一 教授 303教室 13:00〜13:45
里山は、古くから燃料・肥料・飼料など日常生活や農業に欠かせないものを供給し、私たちの生活を支えてきた、農家の人達が大変な労力をかけて維持管理してきた雑木林です。また、生物相が豊かで、貴重な動植物も多く生活し、高い生物多様性を持つ生物の生活空間として注目されています。しかし、里山は現在では変質して維持が困難となり、その保全が叫ばれています。皆さんも里山の役割を知り、里山の保全を考えてみませんか。
限界を超えた地球と環境保護
産業経営学科 石  弘之 教授
黒瀧 秀久 教授
303教室 14:00〜14:45
国連環境計画は昨年、「地球は人類の圧力で限界を越え一刻の猶予もない」と警告した。その例として「人類が必要とする土地の広さは1人当たり21.9haだが、すでに15.7haしかない」「漁獲量は持続可能な水産資源の2.5倍に達した」「世界の主要河川の10%は取水過剰で1年のうち一定期間流れが途絶えている」といった例を挙げている。こうしたツケが回されるのは君らの世代だ。その対策をいっしょに考えてみたい。
土を知ろう!―野菜産地の土壌診断―
生物生産技術学科 吉田 綾子 講師 303教室 15:00〜15:45
土壌は植物を支え育む空間であり、農業を支えている大切な資源です。土壌のもつ様々な機能「土の力」について解説します。また、日本の畑の土は、今、どのような状態なのか、土の健康診断ともいわれる「土壌診断」の実例を紹介します。肥料価格が急激に高騰した現在、土壌の養分状態を把握して無駄のない施肥設計に改善していくことが求められています。日本の農業を守る「土づくり」について一緒に考えてみたいと思います。
正岡子規が愛した「庭」〜文学と造園との関係学
造園科学科 服部 勉 准教授 303教室 16:00〜16:45
“鶏頭の十四五本も咲きにけり”東京・根岸にある子規終焉の地「子規庵」の庭で詠まれた俳句。当時不治の病と言われた脊椎カリエスの病苦に耐えながらも明治という新しい時代に俳句をはじめ、文学の革新に果敢に立ち向かった子規。実はその背景には僅か十坪のこの小さな庭が大きな役割を担っていたのです。子規の人生そのものを支え「小園は余が天地」とまで言われた「庭の実像」をあなたも読み解いてみませんか。



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