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<2>教育課程・教育内容
2.点検・評価
<1>効果が上がっている事項
〈1〉2010年度にカリキュラムを改正し、全学部にリメディアル科目を配置した。入学後実施するプレースメントテストの結果、基礎学力が不十分な学生には補講的なリメディアル科目を受講させているため、全体的な学生の基礎学力の向上が図れている。また、全学部にTOEIC関係科目を配置した。学部により開講学年が違うため、現在は応用生物科学部と国際食料情報学部のみの開講だが、2011年前期のTOEIC英語(一)は354名が履修している。
〈2〉全学部において卒業論文が必修となっている。卒業論文は、4年間の学習の集大成であるとともに、研究計画の立て方、実験・調査の手法、問題解決方法、データの取り方、論文の書き方、文献の利用方法、研究成果の発表方法等を通して、社会人として必要な能力が身つく点で効果が上がっている。
〈3〉大学院では、英語論文作成法,フィールド調査、プレゼンテーション等の科目を新規に配置し,リサーチワークの成果の学問的理解とその学会発表、学術論文投稿などの発信能力が涵養されてきている。また、多くの専攻がインターンシップの授業科目を導入し、高度専門職業人として活躍するための基礎技術の修得が達成されつつある。
<2>改善すべき事項
学部教育において、2010年のカリキュラム改正により、学科ごとの専門偏重から幅広い教養を身につけられる体系に移行したが、東京農業大学に相応しい教養、各学部に相応した教養・専門基礎の修得が十分とは言えない。基礎の部分の理解が、意外に欠けていたりすることも見受けられる。このようなことを大学共通あるいは学部共通の教育として身につけさせる必要がある。

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