受精系







クローン系

単為発生系

        
具体的な内容

1)ほ乳類では、 「次世代の生産」という種の存続に、なぜ雌(卵子)および雄(精子)の両ゲノムが必要なのかという謎を解明。
2)雌雄のゲノム構成は同じであるが、決定的に違う役割を演じるように仕組まれている(ゲノムインプリンティング) 。
3)今回の二母性マウスの誕生の秘訣は、使用した2つの卵子ゲノムのうち、片方のゲノムのインプリンティングを雄型に改変したことにある。
4)鳥類までは雌のみで次世代を生産することが可能だが、おそらく哺乳類は長い進化の過程で、雄の存在を確保するための戦略として、このような仕組みを得たものと考えられる。
5)この技術は、コピーを作成するクローン技術とは異なる全く新しい動物生産システムであり、将来優秀な雌を用いた家畜育種(生産)が可能となることが期待される。
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