東京農業大学

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学生が挑む!研究紹介

高校以来の環境保全への興味を育み事故や災害から人々を守る緑化を追究

2016年2月23日

平成27年3月卒 緑地建設・植栽学研究室 地域環境科学部森林総合科学科編入学 秦彩音

高校以来の環境保全への興味を育み 事故や災害から人々を守る緑化を追究秦 彩音緑地の自然環境を幅広く学びたい  高校生のときに、地球温暖化対策や生物多様性条約など環境問題に関する国際的な取り組みのニュースを見て環境保全に興味をもった私は、将来は自然環境の保護・保全に携わる仕事に就きたいと思っていました。  オープンキャンパスで環境緑地学科を見学したところ、植物の生理や昆虫、動物、緑地計画など自然環境にかかわることを幅広く学べて、自分のやりたいことに進むルートをいくつか選択できる点に魅力を感じました。また樹木医補や測量士補など、環境に関連する資格を卒業と同時に取得できるところも、この学科を志望する大きな要因になりました。多様な実習を通じて緑化の学びにアプローチ  2年間を通じて実習の授業がとても多いのがこの学科の特徴です。1年次はとくに3つの実習が印象に残りました。環境緑地管理実習では、庭造りや街路樹の支柱を作ったほか、剪定・移植・根巻きといった植栽技術やショベルカーの運転も体験。緑化の仕事の大変さを知りました。フィールド観察実習では葛西臨海公園に出向き、鳥や昆虫などの動物やビオトープの作られ方などを学びました。グループワークでおこなわれる測量実習は実習内容ごとにグループを組み替えるので、共同作業を通じて学科のほとんどの学生と交流を深めることができました。  2年次の環境緑地専攻演習は3つのコースから1つを選択しますが、私は環境植栽を選び造園関連の作業に取り組みました。落枝事故のニュースから卒論のテーマを考える  研究室の所属は入学直後でもあり、どこに入るか悩みました。3つの研究室を見学して先輩の話を聞き、樹内腐朽診断機を用いた研究が面白そうだったので緑地建設・植栽学研究室に5月から入室しました。1年次はゼミ活動が中心で、収穫祭に向けての準備を重ねました。収穫祭の文化学術展では「カエデの生態と産業利用」に関するレポートをパネルにして発表。報告のまとめとパネル制作は、学会での研究発表や卒論発表の場を想定した練習にもなりました。また2年次の5月には、研究室のみんなで馬事公苑でおこなわれた「せたがやガーデニングフェア」に参加し、自主制作した「癒しの庭」を2万人の来場者に披露しました。  卒業研究は同級生と2人で「横打撃共振法を用いた自然林における樹内腐朽の実態調査」というテーマに取り組みました。横浜で起きた落枝倒木事故のニュースを聞き、緑地の安全管理に関わる研究がしたいと思って先輩に相談したところ、先輩の研究が私のイメージしたことに近かったため、それを引き継いだのがこの研究です。調査地に選んだ山に入り、樹木の内側に進む腐朽の具合をハンマーを叩いたときの音で診断し、腐朽の原因が樹種にあるのか、土地にあるのかを含めて多数の樹木を対象に調査・分析を進めていきました。  入学時から志望していたとおり、卒業後は地域環境科学部の森林総合科学科に編入学しました。昨年広島で起きた土砂災害は専門家の想定を超える被害をもたらしました。このような事態を未然に防ぐためにも、今後は防災につながる緑化を含めて、多角的に森林を学んでいきたいと考えています。

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