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学生が挑む!研究紹介

1ヵ月間のブラジル農業研修に参加将来は青年海外協力隊で途上国を支援したい

2015年1月23日

平成25年3月卒 熱帯作物学研究室 アメリカ留学中(海外農業研修) 大山絢子

1ヵ月間のブラジル農業研修に参加 将来は青年海外協力隊で途上国を支援したい大山絢子知人の東京農大生の話を聞いて  高校生のころ、図書館で「クロスロ−ド」という青年海外協力隊の事務局が発行する冊子を読んで、世界には十分な食料が得られず飢餓に苦しむ人々がたくさんいることをあらためて知り、私もこうした人々の役に立ちたいと思い、国際協力に興味を抱くようになりました。知人の東京農大生から、卒業生が青年海外協力隊に数多く参加し、途上国の農業技術支援に積極的に関わっていることを聞き、どうしてもここで学びたいと思うようになり、この学科を志望しました。 海外農業実習でブラジルへ  入学当初に思った大学の印象をひと言でいえば「自由」です。興味のあることや好きなことをなんでも学べる自由で開放的な大学の雰囲気に、とても魅力を感じました。でも自由な半面、高校までのような受け身の姿勢ではなにも学べないということに気づかされました。  2年のときにJICA(独立行政法人 国際協力機構)が主催する体験プログラムで、途上国の現状を把握する5日間の勉強会に参加し、次の春休みには、1ヵ月間のブラジル農業研修に参加しました。現地ではバラ生産農家の手伝いや市場の視察をおこない、日本とは異なる異国の農業事情や文化を知りました。その滞在中に日本では東日本大震災が発生。ブラジルでも大災害を伝える報道があふれ、動揺と不安を抑えられない私を現地の方々が親身に支えてくれました。このブラジル研修が、国際協力への私の意欲を一層高めてくれたのはまちがいありません。 青年海外協力隊員のOGも多数  研究室を選んだきっかけは、入学早々のころにNHKでTV放送された「イモが世界を救う」という番組を観て心を揺さぶられたことでした。私も世界の食料問題に貢献したい、無限の可能性をもつヤムイモを研究してみたいと思い、この番組に出演していた志和地先生の研究室に1年次の5月に入りました。この研究室の卒業生のなかには、青年海外協力隊で活躍されている女性もたくさんいます。在学生においても、JICAのプログラムや姉妹校留学など、海外で積極的に学ぼうとする学生がとても多かったです。私がブラジル研修の参加を選択したのも、研究室活動を通じてでした。  卒業研究のテーマは「ダイジョ(ヤムイモの1種)の培地組成がマイクロチューバー形成に及ぼす影響について」。低コストで優良な品種のイモを大量増殖する技術を確立し、途上国の食料問題に貢献するための研究でした。  卒業式の2日後からアメリカに渡り、現在は19ヵ月間の農業研修をおこなっています。アメリカの大規模農場で仕事をしながら語学力を鍛えて、その後は青年海外協力隊で途上国の支援をするのが最大の目標です。

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