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学生が挑む!研究紹介

一見フィールドもテーマも異なる複数の研究が深いところで関連していることが分かりました

2015年1月23日

平成25年3月卒 建設システム工学研究室 (現社会基盤工学研究室) 大成ロテック(株)勤務 鮎澤菜緒

一見フィールドもテーマも異なる複数の研究が 深いところで関連していることが分かりました鮎澤菜緒環境問題に取り組む学科のなかから選択  私は市街地で生まれ育ったため、ゴミ処理の問題や近くに流れる川の汚染などの都市部の環境問題を子どものころから身近にみてきました。こうした問題を解決したいと考え、将来は環境について学べる大学へ進もうと思い東京農大のキャンパス見学会に参加してさまざまな学科を見学しました。どの学科もとても魅力的でしたが、水質汚染対策やゴミの有効利用など、とくに都市の環境問題に取り組んでいたのが生産環境工学科だったので、自信をもってこの学科を志望しました。 1・2年次は自分の進む分野を考えるとき  入学まもない時期には学ぶ範囲がとても広く、覚えることが多いので大変でした。1年次の前期に研究室見学に行ったとき、分野によっては植物を扱ったり、また別の分野は建設だったりと、扱う研究の対象がまったく違うのでとても驚きました。ただ講義を受けるだけでなく、自分はどの分野に進みたいのかを考えながら勉強する必要があることが分かりました。また、とくに土壌や土木などの科目は、自分の興味の範囲ではないと思っていましたが、授業で聞く話はとても興味深く、環境問題にも関連していました。  2年次まで比較的のんびり勉強していた私は、残りの2年間は研究室でしっかり研究に取り組み、自分は大学で大いに学んだという自信をもって社会に出たいと考え、指導が厳しいことで知られた建設システム工学研究室(現社会基盤工学研究室)を選択しました。 毎日朝10時から夜7時まで研究室に滞在  研究室での丸2年間は、基本的に朝10時から夜7時まで、授業があるときを除いて、ほとんど研究室にいました。3年生のときには収穫祭の文化学術展で研究発表があったので、その準備で研究室に泊まることもありました。4年次になったら卒業研究に没頭する毎日でした。自分の実験だけでなく他の同期生の実験の手伝いをするなど、とにかく毎日が忙しかったです。  私は「ブロック舗装用モルタルの配合に関する研究」に取り組みました。歩道などのブロック舗装は景観性が良いことから人気が高く、商店街などで広く利用されていますが、ブロックを固定させるモルタル(砂、セメント、水を練り合わせたもの)の素材配合割合に規定がないため、耐久性が不安定で、歩行に影響をおよぼす可能性がありました。そこで人々に安全な歩行空間を提供したいと考え、この研究テーマを選びました。この研究は実験数が多く、正確な結果を得るために試験方法を一から考え直すなど、いろいろな苦労もしましたが、卒業論文として一つの成果を残すことができました。

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