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学生が挑む!研究紹介

循環型資源を産出する森林の奥深さを学び人と森林の関わりをプロデュースする行政職に

2016年3月3日

平成27年3月卒 林産化学研究室 神奈川県職員(農政技術/森林) 賀上風子

循環型資源を産出する森林の奥深さを学び 人と森林の関わりをプロデュースする行政職に賀上風子森林の多面的機能に感動しこの分野を選択  高校では生物の授業が好きだったこと、また毎年遊びに行っていた祖父母の家の近くに広がる里山が大好きだったことから、大学では漠然と「自然」について学びたいと考えていました。たまたま読んだ科学書で、古来からの循環型資源である木材を産出する森林には、想像以上に多面的な機能があることに感動し、この分野に進もうと決めました。東京農大の森林総合科学科には森林分野を専門としたいくつかの研究室があり、その中から自分の興味に合う領域をみつけて深く学ぶことができるだろうと思い、受験先に決めました。多岐にわたる森林の領域を総合的に学習  入学後の授業を通じて、「森林」に対する自分の知識は全体像のほんの一部分でしかなかったことを理解しました。木材の加工法と物理性、森林経営、森林と人との関わり、森林資源の活用法、林道整備や測量など、非常に多岐にわたる領域を“森林総合科学”という名の通り総合的に学ぶことができました。  私は卒業時に測量士補と樹木医補の資格取得をめざしていたので、1・2年次の科目選択ではそのための所定科目の履修を怠らないよう注意しました。また夏休み中に奥多摩でおこなう演習林実習では、1年次は樹木の葉を採取して標本集をつくり、2年次には葉の形状を見ただけで樹木の種と名を解答する学科伝統の通称“葉っぱテスト”に取り組みました。 資源活用と地域貢献をめざしたきのこ栽培の卒業研究  それまでの学びから、私は「きのこ学」と「森林資源の有効活用」について興味をもったため、研究室は林産化学研究室を選択しました。3年次の専攻実験・実習の授業はすべて所属研究室が教室となり、化学実験の基礎、分析の原理と操作、きのこ関連の実験手法、卒業論文のための実験の基礎を学びました。  卒業研究は「西多摩地域の食品産業の活性化を目的としたきのこ生産技術の開発」というテーマに取り組みました。きのこを菌床栽培する培地に酒粕や米糠を混ぜることで、きのこの収量や成分にどのような変化が見られるかを実験を重ねて調査するもので、資源の有効活用によって地域の活性化をめざすという点に魅力を感じておこなった研究でした。卒業研究では、どう進めていくのか、実験範囲をどこまで広げるのかなどのプランは、すべて自分のやる気次第で決まります。先生とディスカッションをしたり、ゼミで定期的に研究経過を発表したことで、取り組みへのモチベーションを最後まで高く維持することができたと思います。  2年次から公務員対策講座に取り組んだことが実り、4年次の8月に神奈川県から農政技術職(森林)の採用内定を得ることができました。県内の森林が資源生産のほか地球温暖化や土砂災害の防止、景観・行楽などの本来の多面的機能を十分発揮できるように、適正な環境づくりに努めていきたいと思います。

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