東京農業大学

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学生が挑む!研究紹介

食品メーカーで商品開発できる日をめざし学科の1期生として食の安全と健康を学ぶ

2016年2月22日

応用生物科学部 食品安全健康学科 在学中 加藤仁美

食品メーカーで商品開発できる日をめざし学科の1期生として食の安全と健康を学ぶ加藤仁美新たな視点から食に関わることに興味をもって  もともと食べることが好きで、小学校時代に食品メーカーの工場を見学に訪れたとき、食べ物を製造する様子に興味をもち、それ以来、将来は食に関わる仕事がしたいと思ってきました。大学受験を前に、東京農大を志望候補にして大学概要を調べていたとき、食品安全健康学科が新設されることを知りました。学科説明の中の「食材に含まれる成分を利用した新たな食品の開発」という項目に強い関心を抱き、栄養士とはちがう形で食に関わることができるこの学科が自分に合っていると思い、一般入試とセンター試験利用入試の両方で受験しました。 6つの研究室の概要をひと通り学ぶ食品安全健康学概論と共通演習  私はこの学科の1期生になりました。どのような科目を学べるのだろうと期待を寄せて大学案内のカリキュラムをみたところ、1年次に学ぶ専門科目はすべて必修で、入学当初の授業は、化学と生物の基礎的な講義と実験がほとんどを占めます。後期に始まった食品化学の授業では、ビタミンやアミノ酸などそれまでの講義で聞いた物質の名前が応用される形で多数登場し、各科目の内容は体系的に関連していることを理解しました。また微生物学実験では、ワインの原料に使われるブドウから酵母を分離して、アルコール発酵試験などを体験。1つのテーマの実験を数週間継続しておこなうのは、高校までにはなかった大学らしい学び方だと感じました。また食品安全健康学概論と共通演習の授業では、最新の食の安全・機能についての話題と学科にある6つの研究室の研究テーマのアウトラインをひと通り学んでいきました。研究室でおこなう研究はとても専門的になることが想像でき、研究室活動を始める前に学ばなければいけない領域が、私たちにはまだまだたくさんあることを認識しました。食品の安全と機能を解明するパイオニアに  研究室への所属は3年次からなので、今後は食品関連の専門科目を学びながら、自分のめざす研究領域を絞っていくことになります。1年次の学びを終えた時点の私は、食品利用安全学研究室に興味をもちました。この研究室は食品そのものがもつ機能について研究しており、多成分からなる食品のテクスチャーや機能性成分の代謝など、私たちの食生活にとても身近なテーマがあつかわれていると思ったからです。そのほかの研究室についても、これからじっくりと理解を深めていくつもりです。どの分野を選択するにしても、食品そのものの研究のみならず、食品から影響を受ける人の体に関する知識も必要です。今後は分子生物学など生物系の科目も増えてきますから、いまから楽しみにしています。食品の安全と健康増進機能について研究を進めるこの学科は、他大学にはまだあまり例のない学科です。だからこそ1期生の私たちは、この分野の先駆者にもなれるはずです。学科には全国各地から食に高い関心をもつ学生が集まっており、食品の安全な未来を考える者同士、お互いの存在が良い刺激になっているのを感じます。  1年余り学んで、将来食品メーカーで仕事がしたいという志望はますます強くなりました。消費者が安心して何度でも食べたくなるような食品を開発するのが私の夢です。

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