ホーム研究活動学生が挑む!研究紹介ウズラを使った熱ストレスへの応答性に格闘する ウズラを使った熱ストレスへの応答性に格闘する 2010年10月15日 平成20年3月卒 家畜生理学研究室 東京農大大学院農学研究科畜産学専攻進学 丸山晃 ニホンウズラはニワトリに比べ、高い免疫力を持っています。日本で主に卵を採るように、東南アジアなどの熱帯地方では家禽として利用されていますが、気候の影響によって産卵率や肉質の低下が見られます。私の研究テーマは、ニホンウズラを対象とした、熱ストレスへの応答性です。多くの生物は、温度や紫外線、ウィルス感染などによって体内のタンパク質が変性し、正常に機能しなくなります。この変性したタンパク質を再生、または除去する役割を果たすのが熱ショックタンパク質です。ウズラの個体ごとに調査を行い、実験から得られた膨大なデータを解析しました。研究活動を通して、精神的にも強くなれたと今は感じています。まだまだ学びたいことはたくさんありますが、研究室活動を通じて得た知識や技術を活かし、将来は家畜の生産や改良に携わる仕事に就きたいと考えています。 前のページ 次のページ