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学生が挑む!研究紹介

花卉栽培の理論を学び、品質保持の研究を通じて農業の楽しさと厳しさの両面を体験できました

2016年2月19日

平成27年3月卒 花卉園芸学研究室 群馬県高等学校教諭(農業) 真下知沙

花卉栽培の理論を学び、品質保持の研究を通じて 農業の楽しさと厳しさの両面を体験できました真下知沙花卉栽培の理論と高校教諭資格の修得をめざして  高校ではフラワーデザインの実技を学びました。花卉(かき)の栽培に関する科学的な理論を学びたい、また農業高校の教員になりたいという2つの希望をもって進学を決意し、この学科を第一志望に選択。花に詳しい教員として農業の楽しさを伝えていく自分の将来像にワクワクしながら入学しました。 複数の領域の基礎を学び視野を広げた1・2年次 1年次の授業は座学が多く、作物や動植物をはじめ遺伝子や土壌といった複数の専門領域の基礎を学び視野を広げました。また農業実習(一)では、イネとヒエの穂を見分ける実習に苦労しましたが、コツを教わることで作物への興味が高まりました。1・2年次を通じて履修した園芸学関連科目では、花卉などの園芸作物の歴史や栽培技術にふれた後、育種、繁殖、生育の調節技術などを段階的に学ぶことができました。2年次終了後の春休みの農業研修では、四国の農村で農作業を1週間体験。実際の農業の素晴らしさと厳しさの両面を身をもって知ることができました。花の美しさを長く保つための研究に邁進  高校時代に切り花が短時間で退色し萎れていくことに寂しさを感じ、美しい色や香りを長く保つ花を育てる研究がしたいと思い、花卉園芸学研究室に入りました。研究室では収穫祭で毎年お花屋さんを出店します。入室1年目の収穫祭では、高校で学んだフラワーデザインの技術を生かすことができた一方で、グループワークを通じて仲間との絆の大切さを知る貴重な機会にもなりました。3年次の1月から教員採用試験の準備を開始。また卒業研究では、スイートピーとトルコギキョウを用いて品質保持材の利用法と光の当たり方の影響について、いくつものパターンを検証し、花の寿命を保つ秘策を探りました。卒業後は、高校時代からの夢だった高校教諭として教壇に立っています。この学科で学んだ農業の奥深い魅力と楽しさを、地元の生徒たちに伝えていきたいと思っています。

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