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生物生産学科
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温室/作物生産管理学研究室・植物バイテク研究室

 私達のキャンパスには2つの温室があります。これらの温室は、異なる目的で使用されています。
一つ目の温室は作物生産管理学研究室が使用し、南側のガラス面を広くとり、冬に積もった雪を早く落とすための構造をもっています(写真上)。ここでは、フィールドでの試験・調査を通じて得られた結果の実証や応用化に向けたポット栽培試験等を行っています(写真中)。例えば、@テンサイの育苗による花粉飛散範囲の特定調査に関する試験、Aジャガイモそうか病菌の菌種同定に関する病原力検定試験、B機能性向上大豆の生産に関する土壌の効果試験等です。
もう一方の温室は植物バイテク研究室が使用し、温度を独立に制御できる大小2つの部屋があり、主に実験材料とする植物の栽培と観察する場所となっています。大きな部屋では、ミニトマト(4月〜8月)を中心に実験の内容に応じて様々な植物を栽培します。たわわに実った赤い実はもちろん研究材料です。食用ではありません。今年は薬用植物などの珍しい植物も栽培をしています。
小さな部屋では、ワグネルポットを用いてアッケシ草(サンゴ草)の栽培試験を行っています(写真下)。塩分濃度、塩分組成を変えて栽培します。
普通の温室ですが、そこではオホーツクならではのアイディアあふれる教育と研究が展開されています。それぞれの研究室のホームページものぞいてみてはいかがでしょうか?

オホーツクファイントレール/生態系保全学研究室・植物バイテク研究室

 キャンパスを取り囲むように作られた全長約5kmのトレール(小径)です。キャンパスができる以前はカラマツが中心の広大な林で、キャンパスの周囲が森という絶好の自然環境ができあがりました。その森を学生の実習や生態観察に活用し、さらに市民にも開放して楽しみながら歩いてもらおうと、学生と教職員のボランティアによる手作業が進められ、日本の大学キャンパスでも例のない全長5qにも及ぶトレールが平成16年に完成しました。
その中では、野生動物が種子を播いたクリやミズナラの林、知床連山・オホーツク海・阿寒岳の眺望、エンレイソウ、ヒトリシズカ、エゾスズラン、サルナシ、ヤマブドウ、エゾリス、キタキツネ、アカゲラなど野生動植物の四季の変化や行動など日々変遷する自然の動きを感ずることができる多様な生態系が保全・整備されています。さらに、私達は学内の動植物を紹介したリーフレットも作成しました。学生の実習教材としてだけではなく、市内の小・中・高等学校の理科や生涯学習の教材として利用でます。また、冬でもスノーシューを履けば、自然を満喫できます。
さて、ファイントレールを歩くと、レクチンを持っている植物をたくさん見ることができます。ニワトコ(スイカズラ科)は、樹皮にレクチンを含んでいます。セイヨウニワトコは黒い実をつけ、ファイントレールのニワトコ(写真3枚目)は赤い実をつけます。アイヌでは薬用にも使われていたそうです。ファイントレールの道端によく見られるイラクサ(写真4枚目)は、根にレクチンを含みます。歩いていてイラクサを素手でさわらないように十分に注意しましょう。葉や茎の細かいトゲにはギ酸があり、痛くなります。アイヌの人はこのイラクサから繊維を取って利用していたそうです。ところでレクチンですが、赤血球凝集を引き起こすタンパク質の総称です。ウイルス、細菌、植物から動物までレクチンを持っています。あるレクチンはO型の赤血球だけ、また、A型だけ、はたまたどの血液型でも凝集するというように、認識する糖鎖が異なります。これまでに多くの植物からレクチンが見つかって、研究され様々に利用されています。「血球」と直接は関係のない植物が血球を凝集する成分を持っているのは意外ですね。
みなさん、一度オホーツクファイントレールに足を運んでみてはいかかでしょうか?ファイントレールの案内図(PDFファイル)はこちら

ふれあい動物舎/動物バイテク研究室

 子どもたちは自然や社会、家庭などでの様々な体験により成長しますが、情緒の発達は動物とのふれあいにより涵養されることが研究され実証されています。そこで、網走市は子どもたちに動物とふれあう機会を設け、命を大切にし、心豊かな子どもの育成を図ることを目的として「子どもと動物ふれあい事業」を平成16年度から実施しています。このふれあい動物舎には網走市から東京農業大学に飼育管理を委託されたウサギ、モルモット、ニワトリが飼われており、これらの動物とヤギが市内のスポーツ・トレーニングフィールドに運ばれて教育委員会が開催するふれあい動物園で使われています。ふれあい動物園は子どもたちが動物たちに直接さわり、エサをやり、抱くことができるために大好評で、網走市の子どもがいる家庭の遊びスポットとして定着しています。

複合家畜舎/動物バイテク研究室・動物生産管理学研究室

 動物系の3つの研究室では、動物の飼育を当番制で行なっています。動物資源管理学研究室によるヤギの飼育当番は朝夕の2回行い、放牧、給餌、ブラッシングなどの作業をこなし、家畜の飼育を通じて命の尊さ、その責任の重さを感じています(学生幹事談)。最近は子ヤギも生まれ、かわいい仲間が増えました。私たちにとってこのヤギたちは重要な研究材料でもあります。ヤギには冬になると、つまり気温が低くなると高級セーターやマフラーなどの原料であるカシミヤ毛が生えてくることがわかりました。私たちはカシミヤ毛がどのようなメカニズムで生えてくるのかを調べています。
写真上は研究室で飼育している韓国在来山羊。写真中は山羊を覆う通常の毛と冬に伸びるカシミヤ毛。写真下はヤギの皮膚組織の断面で細い毛がカシミヤ毛です。
動物バイテク研究室が管理している鶏舎では白色レグホン種をはじめ、土佐地鶏、烏骨鶏、チャボなどいろいろなニワトリが飼育されています。また、孵化したばかりの可愛らしい雛たちもたくさん飼育しているので室内はとてもにぎやかです。家畜実習の際には、ニワトリを間近で見たことがないという学生も多く、初めてニワトリを触る体験に感動することもしばしば・・・。また、これらのニワトリたちは実験動物としても使用されています。動物バイテク研究室の学生達が中心となって、毎日交代で飼育管理に携わり日々奮闘しています。給餌、床換え、卵の回収、鶏舎の掃除など様々な作業を通じて、実験動物としてのニワトリの基本的な飼育方法を学んでいます。朝一番で採れた卵は、貴重な研究材料として実験に使われますが、余った卵は毎日頑張っている学生に配ったり、玉子焼きにしてみんなで食べたりして楽しんでいます。
動物生産管理学研究室が管理している動物はヒツジ、エミュー、エゾシカです。ヒツジは酪農家の重要な自給粗飼料であるサイレージの研究や学生実験で行う消化試験で活躍します。エミューはダチョウに次ぐ大型走鳥類です。網走市の新たな産業資源として注目されており、農大バイオインダストリーでは卵を使った製品などを販売しています。ここでは、エミューの肥育特性(体重増加や産肉量)に関する研究をしています。エゾシカは北海道を代表する大型野生動物です。近年は個体数増加による農林業被害が深刻です。その解決策の一つとして生体捕獲したシカを約半年間飼育して食肉などに利用する一時養鹿事業が行われています。研究室ではこの事業に協力し、国内でも数少ないエゾシカ飼育研究施設を活用して肥育特性についての研究を行うと同時に、現代GP(エゾシカ学)の推進にも役立てています。

実験動物飼育室/動物バイテク研究室

 この動物室には実験用の小動物であるマウス、ラット、ハムスター、スナネズミおよび遺伝子に異常をもつ「ミュータントマウス」等が数多く飼育されています(写真上)。特に動物資源管理学研究室では、聴覚・視覚に異常を示すミュータントマウスを中心に維持しており、現在までに11種類のミュータントマウスを作製または系統化しました(写真下:中央3頭が聴覚異常マウス)。私たちはこのような実験動物を生命現象の解明やヒトの遺伝病のモデルとしてその原因究明や遺伝子の機能を探るために使っています!

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