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水産資源管理学研究室
 所属教員と研究テーマ

小林 万里 講師

【専門分野】

海生哺乳類の生態学・行動学および保全学

【現在取り組んでいる主な研究課題と内容】

1)知床における海生哺乳類の季節ごとの生息数把握と漁業との軋轢(羅臼)

 知床においてどんな海生哺乳類が何時の季節にどのぐらいの来遊があるのかを通年を通して把握し、また海生哺乳類と漁業との軋轢とどのような関係があるのかを調べ ています。

2)日本海側に来遊する個体の特性と漁業との関係(焼尻)

 近年、日本海側に来遊してくるゴマフアザラシの個体数が増加傾向にあります。それらの個体の年齢構成、雌雄、また夏の生息地を調べるとともに、食性なども調べ漁業への依存度を解析しています。

3)厚岸大黒島におけるゼニガタアザラシの上陸パターン解析と上陸場の役割(厚岸)

 北海道で2番目に大きなゼニガタアザラシの上陸場である大黒島で、日周期および年周期で上陸個体数と環境要因(波の高さ、日照、水温、気温など)の関係や上陸している個体の特性を把握して、彼らの熱代謝などからアザラシにとって上陸の意味を探っています。

4)サハリンにおける夏の上陸場所とその個体数の把握(サハリン)

 北海道に来遊してくるゴマフアザラシの主な夏の生息地はサハリンであると考えられています。そのサハリンにどれだけのアザラシが生息しているかを把握します。

5)北方四島と北海道との移動パターンとゴマフとゼニガタアザラシの交雑(北方四島)

 アザラシは、北方四島と北海道をどのように行き来しているか、また北方四島に同所的に存在するゴマフアザラシとゼニガタアザラシの交雑にも注目しています。


金岩 稔 講師

【専門分野】

数理生物学、資源解析学、資源管理学、集団遺伝学、保全生態学

【現在取り組んでいる主な研究課題と内容】

1)マグロ類、カジキ類の資源量指数の標準化

2)種苗放流の遺伝的影響

3)移入種除去に関わる理論的研究

4)アメリカンロブスターに関わる資源解析、資源管理手法の検討

5)ウニの資源解析、資源管理手法の検討


 卒業研究のテーマ
  • 北海道沿岸、サハリン、北方四島におけるアザラシの生息状況把握(航空機センサス、船のセンサス、定点観察)

  • アザラシ類の回遊ルートの解明(発信機の装着・DNA分析)

  • アザラシ類にとって上陸場の役割(エネルギー代謝などを絡めて)

  • 個体群動態学

  • 繁殖生理学

  • アザラシ類の生息環境の評価

  • 漁業評価・管理おける基本的パラメータの推定手法の検討

  • 行動生態学における数理的な検討

  • 絶滅リスクの検討・評価

NEWS
ベルーガ

2006年04月

水産資源管理学研究室:別名小林・金岩組オープン&それを祝して(?!)ベルーガ(白鯨)が4/10羅臼に出現!

トピックス1:海生哺乳類学および数理生物学を専門とする水産資源管理学研究室が営業を始めました。この研究室にについて知りたいこと、おしゃべりしたい人誰でも遊びに来てください。
トピックス2:ベルーガはシロイルカともよばれ、その名前のとおり真っ白な体をしています。また子供の頃の体色はグレーで、成長するに従って白くなっていきます。他の鯨類と違い背びれがないため、首を傾けることができることが特徴です。北極とその周辺部という寒い地域に住んでいるため、羅臼海域で目撃されるのは大変珍しいです。


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