東京農業大学ISO14001 関連学生環境団体いそべや(ISOの部屋)
海のごみ拾い合宿

 

海のごみ拾い合宿(通称;海ごみ)は、いそべや発足当初である2002年から毎年8月に静岡県伊東市で行っている活動で、今年で8回目を迎えました。 海ごみは合宿をしながら、伊東市の方々とごみ拾いを通して伊東市をきれいにしていこうとする気持ちを根付かせようという目的で毎年活動しています。

【期間】2009年8月9日〜8月11日(2泊3日)

【場所】静岡県伊東市

 

当日のおおまかなタイムスケジュール

タイムスケジュール

ごみ拾いの結果

今年は天候が悪く、中止になってしまった回もあったのですが、1日目15人、3日目4人、合計19人(中学生)の方々とごみを拾うことができました。

 

  たばこ 花火 輪ゴム ビン ペットボトル その他
1日目 524本 136本 244本 計1袋 2袋
2日目 計1袋 3袋
3日目 1966本 347本 466本 61本 22本 73本 3袋

 

伊東市はごみを3分別にしていますが、今回はどの種類のごみがどのくらいあるのか調査するために私たちはごみの種類を7種類に分けました。 ごみの量は3日目が最も多かったです。これは2日目に花火大会が行われたためだと考えられます。ごみの種類としては、たばこ・輪ゴム・花火が多く目立ちます。1日目と2日目は夕方行ったため観光客もいましたが、2日目は朝に行ったため観光客はおらず、波打ち際でのごみ拾いができました。波打ち際には細かなごみとともにたばこがたくさん落ちていて、時間帯によるごみの種類や分布の違いを知ることもできました。

【交流会】

海ごみでは、伊東市の中学生・農大OBの方々との交流会を行っています。 中学生との交流会は、ごみ拾いをより円滑に進めるために、いそべやと中学生とのアイスブレイキングの場として、ごみ拾いを行っているオレンジビーチにて私たちが考えたゲームを一緒に行いました。ゲームは参加してくれた中学生にも好評で、いそべやメンバーも中学生と仲良くなるきっかけになりました。 農大OBの方々との交流会は、江戸屋パンさんにておいしいお食事や飲み物をいただきながら農大OBの方々の学生時代のお話、お仕事のお話などをお聞きしたり、伊東市の事、また将来のことなど様々な話をしたりしました。私たちにとって、農大の大先輩の方々と交流することによってより個人の意識も高まり、いそべやの活動もより活性化していくと思います。 また、両交流会では最後に農大名物である、大根踊りを踊りました。中学生は初めて目にする方も多かったのですが、私たちの輪の中に入って一緒に思いきり踊りました。農大OBの方々は大根踊りをとても喜んでいただけました。踊っている最中に手拍子や掛け声をかけてくださった方も大勢いらっしゃいました。

今回は悪天候であったため、ごみ拾いに参加してくださった人数はとても多いとは言えません。しかし”根付かせる”という私たちの目的は毎年継続してごみ拾いを行い、交流することでお互いの伊東市に対する気持ちを高めることによって、より達成に近づけると考えています。またそうすることで、段々と参加してくれる人数が増え、やがて私達が行かずともごみのないキレイな伊東市でありつづける、それこそが、根付いていると言えると思います。 今回新たに分かったこともたくさんあり、今年の活動は、来年度以降の大きな足がかりになったと思います。

 

海のごみ拾い風景