東京農業大学ISO14001 関連学生環境団体いそべや(ISOの部屋)
特別講義Eコース 発表会

2008年12月15日(月)

受講生とスタッフで1年間構想を練ってきた「理想のエコキャンパス」を発表しました。



 1,  特別講義Eコースについて


今年度の特別講義Eコースは、「理想のエコキャンパス」を作る過程で自らが“気づき・考え・行動できる”「環境学生」になることを目的として、前期は環境に対する様々な知識の学習、後期はそれを基にグループごとに「理想のエコキャンパス」を外部に発信するための準備を行ってきました。

特別講義発表 全体

 

 2,  各班発表


@ チーム「えこ建」

テーマ:農大らしい、エコキャンパスと言える建築物の創造
アピールポイント:新設された新サークル棟。特別講義Eコースを受け、エコキャンパスを目指す者達の視点で新サークル棟を新たに模型化して創造。見所は細部に渡る機能面における工夫と模型の完成度!

☆校舎の構造☆
南側:全面ガラス張りで日光を取り込み、照明エネルギーの節約
北側:滝
東側:壁面・屋上緑化
西側:畑
校舎内:バイオミミクリーによるセンサーを利用して省エネ。

特別講義発表 えこ建


A チーム「パナソニック」

テーマ:無駄エネ0!100%循環型食堂へ
アピールポイント:無駄なエネルギー資源をなくし、利用できる新エネルギー源を最大限利用する!
農大にはエネルギーによるエコがないのでは、と考えこのテーマに決めた。

 

☆4つの柱☆
油:廃油エネルギー
圧:発電床を階段に
水:生活排水の利用
灯:ソーラーパネル



B チーム「タオル」

テーマ:緑化
アピールポイント:さつまいもの驚くべき緑化パワー


農大らしさとは、環境学生、食への関心が高い、緑が多いこと。
これを受けて、農業ができるのでは!?と考えた。
農業は“収穫”だけでなく、“緑化”にもなる。
壁面、屋上、プランターで季節の農作物を育てる。



C チーム「ミルク」

テーマ:学食大革命
アピールポイント:食堂をどのように変えるのか!?変えることで何が変わるのか!?これらをポイント手書きイラストで説明していく!


農大の学食に足りないもの、それは…
農業大学らしさ、安全性を伝えていくこと。
そこで、農大内で自給自足、産地の表示を行う。
無理があるものもあるが…
産地の表示、エコクッキングフェア、農大内で採れた作物の使用は今からでもできるのではないか?

特別講義発表 学食大革命


D チーム「TG」

テーマ:ごみスペースをプロデュースする
アピールポイント:暗く汚いイメージを一新し、ごみ分別を見直して分別しやすいスペースを提案する。

 

「第3回農大ごみ分別」でごみ分別の現状(分別されてない、臭い、汚い)を見てショックだった。
「ごみ箱なんていらない!」
その場所で使用頻度の高いボックスだけを置く → 分別しやすい。
ボックスを壁に埋め込み、ごみは上の階から下の階に落ちて効率良く回収できる。ビン、ペットボトルはリサイクル費用が高いので、農大では売らせない!



E チーム「KAGUYA」

テーマ:自然の力を上手に利用した環境に優しい快適なエコキャンパス!
アピールポイント:東京農大らしい、樹木や自然の特徴を最大限に利用した素敵なキャンパスを提案する!あなたも通ってみたくなること間違いなし。


冷暖房のエネルギーが無駄だ!
樹木を校舎の周りに配置し、夏は木陰で涼しく、冬は落葉して日光がたくさん入ってくる。

自然の力を上手く利用することで、環境に優しいキャンパス作りができる。

特別講義発表 かぐや


 3,  外部からの感想


・どの班も農大らしさが表れていた。それぞれの班の視点でキャンパスの問題をみつけていた。

・皆がグループで「理想のエコキャンパス作り」の案を練ってきたに当たって、今日発表するに至った結果ではなく、過程が大切だ。問題点を見つけて、ああしたいという理想に向けて、何を調べて何が必要かを考えることが大事。

・夢溢れるアイディアで、実現したらいいなと思った。



 4,  まとめ


皆の成長が見えた発表でした。自分の役割の中で考えを発信する力がついたと思います。次は行動です!私からやるんだ、という気持ちが大切です。