東京農業大学ISO14001 関連学生環境団体いそべや(ISOの部屋)
特講ゲスト!かのピーターさんの講演のレポート!

特別講義Eコースで6月2日(月)に、ゲストとして環境コンサルタントやニュースキャスターなど多方面で活躍中のピーター・D・ピーダーセンさんをお招きして、地球にやさしいライフスタイルについて講演をしていただきました!


◆講師の紹介◆

ピーター・D・ピーダーセン(Peter David Pedersen)
1967年デンマーク生まれ。1984年から1年間、宇都宮高等学校に留学。
1995年コペンハーゲン大学文化人類学部卒業。同年に再来日し、企業コンサルタントとして環境経営コンサルティングや国際シンポジウムなどを行う。
2000年より潟Cースクエア代表取締役社長。


◆出展◆

http://www.sas2007.jp/pdf/proposal.pdf
ピーター氏講演風景

●授業構成

1、講演
(1)本来農業への道
本来農業の定義は、
「自然が本来有する循環力や生命維持機能を生かしつつ、長期にわたり経済価値を生み出し、すべての人々に豊かな生活をもたらす農業の営み」というものです。
本来農業への道〜持続可能な社会に向けた農業の役割に関する報告および提言書P27より
(2)環境成長経済の時代
これからの社会は、本当に環境に取り組んでいる企業が成長する社会にならざるを得ず、これは確実だそうです。私達人類には他の生物を差し置いて選ぶ権利がないからです。
(3)LOHAS的な暮らし
LOHASとは、Lifestyles of Health and Sustainability (健康で持続可能なライフスタイル)の頭文字です。
今、「LOHAS的」を「普通の選択」にする必要があります。日本はこれにはまだほど遠いですが、これから絶対に変わります。
2、質疑応答


●ピーターさんは…

ピーターさんがLOHASに至った理由は、生まれ故郷デンマークに風車があったという環境から始まります。グリーンコンシューマーは我慢しなければならず、貧乏臭い、広まらない、そんなんじゃ社会は変わらない、ということであまり好きではないそうです。その点LOHASはかなり違いますよね。

ピーターさんは最近ベジタリアンになられたそうです。靴も合皮製です。それは動物の扱いがひどいということからです。
自転車、マイはし、マイバッグがかっこいいとお考えです。よく自転車で移動したり、仕事場にもマイはしを持って行き、「おお、ピーターさん、さすがですねえ!」なんて言われたりするそうです。


●ピーターさんからのメッセージ!!

エコキャンパス作りと言ってもちまちまやってたらダメ。もっと世界を見て、なぜ出来ないのか、「Why not !?」から問わないと!「これまでの枠にとらわれないで、もっと新しい発想を。」物事は発想の展開から始まる。

そして特別なことをやっていてはダメ。普通のことをしないと。有機牛乳400円なんて誰が買う!?食品業界へ行く人は発想を変えなさい。就職を創職へ。

LOHASはグリーンコンシューマーのように我慢しない。全てがエコでなくても一部だけでもいい。質素でシンプルなものが“かっこいい”、こういう考え方を持って欲しい。

自転車、マイはし、マイバッグ、恥かしがったらダメ。プライドを持って。

農大で生活していくみんなへ。自分に満足しない。何が必要か追求していってください。


●講義を受講しての感想

ピーターさんはとてもかっこいいお方でした♪

“かっこいい”、“楽しい”という発想を持つことが大事だな、と思いました。

私も最近LOHASな商品がかっこいいと思うようになりました。最近は風呂敷や傘袋などスタイリッシュなものが多く、思わず購入してしまいました。実際重宝しています。

ピーターさんの熱い講演をお聞きすることができ、とても刺激になりました。やっぱり今のままではダメなんだ!と思いました。