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ニュースリリース

5月13日(金)日本農業労災学会・東京農業大学総合研究所研究会3研究部会シンポジウム 開催

2016年4月28日

教育・学術



日本農業労災学会・東京農業大学総合研究所研究会3研究部会 第3回シンポジウムのご案内

■テーマ:
「農業労災予防の組織的マネジメントと労災補償対策の課題」

■開催趣旨・ねらい:
座長 北田紀久雄(東京農業大学)

 他産業の死傷者数が年々減少する一方で農作業事故の死傷者数が未だ多いという深刻な現状に鑑み、農作業事故をいかに防止するかが喫緊の課題となっている。日本農業労災学会設立の趣旨は、農業労災研究の体系化と事故防止対策のノウハウの共有、そして労災補償対策について理論的かつ実証的に解明することで、農作業事故防止に資することである。そのため、今まで2回の共催シンポジウムを開催してきた。第1回は農業事故の実態認識と、事故防止対策の取り組み、そして農業労災学の体系化について議論を深めた。第2回では農業法人経営における農業労災のマネジメントについて実証的な解明を図るとともに、労災補償対策についての理解を深めた。以上の2回のシンポジウムを踏まえて、今回のシンポジウムでは、農家・農業法人経営やJA等における農業労災予防には、組織を取り巻く多様なリスクを網羅的に把握し、重要と思われるリスクを抽出した上で、対応策を講じる事前策と、リスクが顕在化したときの緊急時対応である事後策をいかに確立していくかというリスクマネジメントの考え方が重要であるとの認識に基づき、「農業労災予防の組織的マネジメントと労災補償対策の課題」について認識と議論を深めることをねらいとする。
 このような問題意識を踏まえて、本シンポジウムでは、第一に労災予防のための安全衛生教育に携わっている松葉斉氏、第二に効率的かつ安全な農作業機械の開発研究を進めている田島淳氏、第三に農業法人経営の現場で新規就農者を中心に事故防止や補償のシステム化に取り組み、その効果を検証されている宮田正信氏、小池安比古氏、農協子会社の農業法人経営の経営者である船田寿夫氏、農林水産祭で天皇杯を受賞した(株)永井農場の役員で農産加工・直販にも挑戦している小笠原みゆき氏、第四に農業労災予防のための重要な取り組みである組織的マネジメントについて体系的整理を進めている松岡公明氏から基調報告をしていただく。その報告を踏まえて、学会長の三廻部眞己氏、副会長の白石正彦氏、JAはだの専務理事の宮永均氏、そして社会保険労務士の小川賢氏から、それぞれの研究や実践を踏まえてコメントを頂戴する。その後、コメントへの報告者の回答や出席者から提出された質問事項への回答をいただきながら、主題である農業労災予防の組織的マネジメントのあり方や労災補償対策の課題に対する参加者の共通理解を深めるとともに、その実践的な対策についてもより明確に提示したいと考える。


1 開催日:2016年5月13日(金)10:30?17:00

2 会場:東京農業大学・厚木キャンパス・講義棟トリニティホール(厚木市船子1737)

3 主催団体:日本農業労災学会・東京農業大学総合研究所研究会3研究部会
  (労災対策研究部会・就農者推進教育研究部会・農業協同組合研究部会)

4 後援団体:全国農協中央会・全国農業協同組合連合会、全国共済農業協同組合連合会・日本農業新聞・JA神奈川中央会・JA神奈川厚生連・JAあつぎ・JAはだの・JAいせはら

5 参加費等・申込み手続き
1)参加費
(1)シンポジウム及び情報交換会への参加費:6,000円
(2)シンポジウムのみ参加費:2,000円
(3)情報交換会のみ参加費:4,000円
*学生のシンポジウム参加費は無料、情報交換会費は3,000円です。
*非会員の方でシンポ等にご関心のある実践現場の方々のご参加を大いに歓迎します。
2)申込み手続き
(1)申込期限と申込み先
シンポジウム参加等をご希望の方は、資料作成・受付の準備がございますので、4月25日(月)必着で小池安比古シンポジウム実行委員会副委員長宛に<1>氏名、<2>所属、<3>電話番号とE-mailを明示して、ご連絡をお願いします。
電話:046-270-6527
E-mail:
(2)参加費等は、当日、会場の受付でお支払い願います。

※交通経路、プログラム等は添付ファイルをご参照ください。

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