学生ローン,クレジット,キャッシング

 学生ローンは,金利が高く,元利返済に追われて学生生活はおろか,生活そのものまで破壊される結果になりますので,注意して下さい。
 学生証だけで融資が受けられる手続きの簡単さもあり,安易な気持ちで利用する人も少なくないようですが,少額な借金でも利子が利子を生み,雪ダルマ式に膨らんでゆきます。
 どうしてもお金が必要な場合は,先ず両親などに相談することが賢明です。
 また,高額商品をカード1枚で購入できる手軽さから,クレジットを使用する学生が増えています。いかに便利なクレジットといえども,あくまで借金であることには変わりありません。必ず後から支払いがやって来ます。使いすぎて返済が多くなると「カード破産」に追い込まれ,生活破綻のケースも考えられます。
 さらに最近は,デートや旅行の費用が足りなくて,気軽にクレジットカードのキャッシングを使う,こんなケースも多いようです。でも,その金利は実質金利25%〜35%位と,大手サラ金なみにかなり高いので,十分な注意が必要です。
 クレジットの返済ができなくなったら返済のためのキャッシングは絶対にしないこと。多重債務の多くはそれが原因です。すぐに学内では学生生活支援課(厚木キャンパスは学生サービス課),学外では消費生活センター(p.29を参照)や弁護士会などに相談しましょう。

クレジットを利用するときは,次のことに注意して下さい
本当に必要なものかもう一度考えてみる。
ゆとりを持った利用返済額を決める。
既に利用しているときは,現在の月々の支払額と支払総額を考え,無理かなと思ったら潔く購入をあきらめる。
支払期日に支払額が銀行口座にあるのか,必ず確認する。
カードは自分でしっかり保管し,絶対に人には貸さない,預けない。

アルバイトについて

 大学に入学後,多くの学生がアルバイトを経験することと思います。アルバイトの目的もアルバイトをする時期も人それぞれだと思いますが,学業や生活を犠牲にしてまで行うようなことは避けて下さい。
本学では次のような職種や業種は学生にふさわしくないものと考えます。
1 危険を伴うもの 自動車やバイク等の運転や高所での作業を伴うもの
2 人体に有害なもの 劇薬などの有害薬物の取り扱いを伴うもの
3 法令に違反するもの マルチやネズミ講商法など
4 教育的に好ましくないもの 風俗営業,ギャンブル,勧誘,選挙運動など
5 人命がかかわるもの ベビーシッター,プール監視員など
6 その他 (1)明らかに学業や生活に支障をきたす内容のもの
(2)労働条件など不明確なもの
(3)出来高制で最低賃金が保障されないもの

 アルバイトもよく考えた上で行い,有意義で楽しい学生生活を送って下さい。
 本学のアルバイト紹介についてはp.40を参照して下さい。