各学部,各学科及び課程の目的 各学部,各学科及び課程においては,建学の理念に基づき,人材養成と教育研究の面からそれぞれの目的を以下
のとおり定めている。 農学部 本学部は,農業生産現場に即した実学的な教育を目指す農学科,動物の生命と生産科学領域での教育を目指す畜産学科,人と動・植物とのかかわりに関する学際的領域の教育を目指すバイオセラピー学科から構成されており,国内外においてこれらの広範な領域で活躍できる意欲と能力を持った人材を養成する。
農学科
本学科は「稲のことは稲に聞け」の建学の精神を受け継ぎ,農業生産現場に即した実学的な教育や積極的な課外活動を通して,自己の適性を発見して磨きながら,持続可能な農業生産を基盤とした次世代型農業を開拓し,国内はもとより世界の農業を中心にした広範な分野で羽ばたくことのできる人材を養成する。 畜産学科 本学科は,動物の生命現象の本質を追究する生命科学と生産物の生産から流通までの食料生産を追求する生産科学の2領域を包含している。課程を通じて生命の尊厳や倫理を学び,豊かな心を持ち,医・薬・理学領域まで広がりを見せる生命科学関連及び良質で安全な食料を生産する生産科学領域で貢献し得る人材を養成する。 バイオセラピー学科 本学科は,人と動植物とのかかわり,すなわち動植物との共生,動植物の活用による生活の質の向上,動植物を介しての癒し,さらに動植物を介在させた療法にまで及ぶ学際的領域に関する教育と研究並びに実践を行い,国内外においてこれらの領域で活躍できる意欲と能力を持った人材を養成する。 応用生物科学部 本学部は,動植物・微生物等が営む生命現象について理解と解析能力を高め,人と環境との共生の上に成り立つ
生活を真に考究し,実践出来る人材育成を教育理念としている。本理念の達成に向け,生物と化学を基礎学問に据
え,講義と実験・実習さらには卒業論文実験を通じて,学力の向上と国際的研究を目指す。
バイオサイエンス学科
本学科は,基礎から最先端の生命科学の知識と技術を習得し,生命現象を本質的に理解し,生命科学を利用して社会貢献できる人材及び研究や開発等生命科学領域で幅広く活躍するための礎となる深い洞察力と問題解決能力を身につけた個性豊かな人材を養成する。
生物応用化学科 本学科は,化学と生物学の素養と知識を基礎に生命現象から環境問題までを多元的に理解・解析できる人材を養成する。その目的を達成するため,食料・健康・環境・資源エネルギーにかかわる諸問題を対象として,基礎から応用にわたる実学的教育・研究プログラムに基づいた教育をする。
醸造科学科 本学科は,わが国唯一の醸造・発酵技術関連の高等教育研究機関である。微生物利用産業における,伝統技
術から最新のバイオテクノロジーに至る幅広い分野の教育研究を行なっている。当該分野の基礎知識及び総合
的技能を有する,醸造・食品・微生物利用産業の発展に寄与する人材を養成する。
栄養科学科 本学科は,2専攻からなる。食品栄養学専攻は,食品の品質,安全性,生理機能等,食品に関する高度な専
門知識・技術を身につけた「食の研究者や技術者」を養成する。また管理栄養士専攻は,食による健康の保持
増進並びに傷病者療養のための栄養管理や栄養指導のできる「管理栄養士」を養成する。
地域環境科学部 本学部は,生物に対する深い理解を基調とし,自然と人間の調和ある地域環境と生物資源の保全・利用・管理の
ための科学技術を確立することを目指すものである。さらに,ミクロな地域環境問題の解決はもとより,マクロな
広域環境問題,さらにはグローバルな地球環境問題の解決に貢献する人材を養成する。 森林総合科学科 本学科は,人間と森林の共生に貢献できる人材の育成が,教育・研究目標である。森林そのものと環境循環
について科学的に理解することからはじまり,森林のもつ資源生産的機能と環境循環機能を総合的に考究する
なかで,これからの循環型社会の創造に貢献できる専門知識を養う。
生産環境工学科 本学科は,農業生産の場における土・水・施設・機械に関する技術を応用し,地域から地球規模まで考慮し
た環境保全に資する新たな農業生産技術とエコ・テクノロジーの開発を行うとともに,生産性向上のみでなく,
環境・資源・エネルギーに配慮した計画・設計・施工・管理を行える倫理観を持った技術者を養成する。
造園科学科 本学科は,庭園文化を踏まえ,人間と自然の調和共生社会の実現をめざし,都市から田園,自然地域にわた
る国土の環境と景観を保全・活用し創造するための,調査・計画・設計・施工・管理・運営及び材料に関する
理論と応用を教授し,豊かな感性とデザイン力,確かな倫理観を持つ造園家,造園技術者を養成する。
国際食料情報学部 本学部は「日本と世界の食料・農業・農村問題の解決に向けて,国際的情報網の活用のもと総合的・実践的に挑
戦する」をモットーに,農業・農村開発と国際協力の推進,持続可能な食料・農業システムと循環型社会の構築および資源・環境保全と産業発展の共生を図る新しいバイオビジネスの展開等の分野で活躍できる人材を養成する。
国際農業開発学科
本学科は,自然科学と社会科学の両領域からなる科目を配し,さらに,国内外の農業実習・研修を積極的に
取り入れ,「専門性を活かした総合的アプローチ」をモットーに,農業・農村開発協力を通じて国際貢献のできる人材を養成する。
食料環境経済学科 本学科は,社会科学,とりわけ経済学の手法を用いて,「農業」「食料」及び「環境」を取り巻く課題を地域
的・国民的視点,さらには国際的視点から究明し,もって「新たなフードシステムの構築」及び自然と人間の
共生を軸とした「持続的な循環型社会の構築」に資する人材を養成する。
国際バイオビジネス学科 本学科は,人類の生存に最も重要な食料・環境にかかわるビジネスの教育・研究を行う。食料の生産,加工,
流通,支援サービス,さらには生態系を踏まえた地域環境・資源の分野において持続的な経営発展を推進する
バイオビジネスの専門的知識と技術を身につけた国際的人材を養成する。
教職・学術情報課程 本課程は,知識・品位・技能を兼ね備えた熱意あふれる教員並びに博物館・図書館等における各種情報の調査・
収集・整理・保管・検索・提供等の実務に取り組む実践的かつ専門的知識を身につけた学芸員及び司書を養成する。 生物生産技術学科 本学科は,動物と植物の生産を有機的に結合し,地球環境の保全にも配慮した生物生産体系の確立を目指して,
講義と実験・実習・演習を連動させた特色あるプログラムによる実学教育を行うことにより,実践的な専門知識と教養を兼ね備えた専門職社会人として社会に貢献できる人材を養成する。 環境緑地学科 本学科は,人と生物とが共存できる緑豊かな生活環境の創造をめざして,人格の陶冶,基礎理論に裏打ちされた
思考から現場での問題を解決できる応用能力を身に付け,環境緑化及び造園業の自営者や後継者,緑化・花卉関連産業の第一線で活躍し,その発展に寄与しうる行動力のある人材を養成する。 醸造学科 本学科は,実学主義に基づいた実験・実習・演習科目を重視したカリキュラム構成であり,基礎学力の向上とともに最新科学技術と我が国伝統の醸造技術とを総合的に学ぶ点を特徴としている。これらを基に,醸造食品業界をはじめとする社会の様々なニーズに即応可能な実践力を有する人材を養成する。
栄養学科 本学科は,建学の精神である実学と自治を根幹とし,国民一人一人が心身ともに健康で豊かな生涯を送れるように,食生活の改善や運動を通して,心と体の健康づくりに貢献する栄養士を養成する。また,食料の生産から加工・流通・消費及び栄養までの幅広い知識を習得させることにより,食の専門家を育成する。
学術情報課程(短期大学部) 本課程は,図書館等における各種情報に関する調査・収集・整理・保管・検索・提供等の実務に取り組む実践的かつ専門的知識を身につけた司書を養成する。
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