東京農業大学短期大学部 環境緑地学科 News&Topics
緑地工学実習2010 in鮫川村
(2010.9.1)
活動の様子 活動の様子 活動の様子

 8月17から23日まで、環境緑地学科2年生の35名が、夏季集中実習の緑地工学実習を福島県鮫川村で行ってきました。
緑地工学実習は、2年生の選択科目で、主に農村交流施設周辺の環境整備、舘山公園整備として、地場材料や廃物を活用しながら竹垣工や木柵工、公園園路・階段工、ビオトープ工を行なっています。
今回は、農村交流施設「山王の里」の木柵づくりと舘山公園のビオトープ工事をおこないました。木柵では、古くなったネットフェンスを撤去し、ヒノキ材・竹材で制作しました。ヒノキは、一昨年前にチェーンソーでヒノキを間伐し1年間乾燥させていました。竹は近くの竹林から切り出しました。
 ビオトープ作りでは、設計時には地元小学生から公園のアイデアを募集したところ、ビオトープの要望が多く、今回ようやく整備することができました。以前はスギやヒノキ林に覆われた放棄田であった場所を、学生たちの手で間伐し運びだし橋や杭に活用するため乾燥させました。今回の実習では、水路や田の跡に池を整備し、間伐材をつかって木製土留め水路工、乱杭護岸、しがらみ護岸を作りました。ハナショウブ、ギオウシなどを植栽しきれいに整地して終了しました。池に水を入り始めると、どこから来るのか多くのカエルが泳ぎ、オニヤンマが産卵し、サワガニ、アカハライモリなどの生きものたちが集まってきて、これからが楽しみです。
 実習中は、学生たちは自炊のため、地元の食材を使った食事づくりも学生たちの手料理です。それも実習のうち。
 朝6時から夜は9時まで、学生たちは役割分担しながら、朝・夜は食事づくり、片付け、洗濯、掃除、昼間は庭仕事、公園づくりに汗を流し、充実した7日間を過ごしていました。


活動の様子 活動の様子
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