|
伝統的な醸造技術から近代的な生命工学まで
人類は、古くから微生物を利用して酒類、味噌、醤油、酢などの醸造食品を製造してきました。また、近年では乳酸菌が生きて腸まで届くプロバイオティクスヨーグルトなど新規の機能性食品が盛んに開発されています。醸造学とは、このような食品の製造に関する、「古いようで実は新しい技術」を取り扱う学問であり、いわば微生物の利用技術についての総合科学ということができます。伝統的な醸造技術の再検討・継承から、近代的な生命工学まで、醸造・発酵食品産業の発展に結びつく様々な研究を展開しています。
醸造・食品産業や資源・エネルギー分野などで活躍
研究室活動を重視し、実験・実習授業に重点をおいた醸造学教育を推進。醸造・食品産業はもちろん、資源・エネルギー・環境などの広い分野で活躍可能な幅広い知識・視野と技術を持った技術者の育成をめざしています。同キャンパス内にある4年制学部の醸造科学科や、大学院との連携を密にした教育・研究体制が整っています。
醸造学を2年間で総合的に学べる科目編成
1年次から酒類学・調味食品学や食品微生物学などの専門科目をはじめ、醸造会社を見学する醸造特別実習などの総合教育科目を履修。早期から生物・化学の理論や微生物のメカニズムを理解できるように配慮しています。2年次には応用段階として、醸造・食品の製造実習、製品の品質評価の手法を学ぶ官能検査演習などで専門技術を修得。さらには各種生物工業、環境浄化への理解も深め、2年間で醸造学を総合的に学ぶことに主眼を置いています。
学科の専門領域は3分野4研究室で構成。酒類学分野には酒類醸造を多角的に科学する「酒類学研究室」、調味食品学分野には醸造食品のおいしさを求めて科学する「調味食品学研究室」、食品微生物学分野には小さな生物から大きな夢を創造する「食品微生物学研究室」と、微量元素の深い世界を探る「食品分析化学研究室」の各研究室が配置されています。
|