記憶を思い出すには体内時計の働きが必要である―脳内の体内時計が記憶を思い出させることの発見とその分子機構の解明―

2019/12/19

 東京農業大学、東京大学大学院農学生命科学研究科、トロント大学は、記憶に対する体内時計(体内の生物時計)の役割を明らかにするための研究に取り組むため、遺伝子操作により記憶中枢である海馬の生物時計が壊れたマウスの解析を共同で進めました。
その結果、遺伝子操作マウスは記憶を思い出す能力が低下していること、特に、夕方の時間帯に思い出せなくなることを明らかにしました。さらに、体内時計が記憶を想起させるメカニズムも発見しました。この結果に一致して、想起障害の改善も示されました。
本研究から体内時計が記憶想起に必要であること、さらに、記憶想起の分子機構が明らかにされました。
この研究を応用することで、今までに顧みられていなかった加齢に伴う想起障害の改善、また、想起能力の向上による認知症の改善の道が開かれることが期待されます。

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