東京農業大学短期大学部の特色GP
取組の概要
事業計画(H18)
実施報告書
学外実習とその歴史
問合せ
 
将来への課題

無論、解決すべき課題も少なくない。従来、実習先は学生たちの希望を取り入れて選定してきたが、予備知識がなく、単なる憧れに過ぎなかったような場合、いざ実習に入ってから、興味を失う事態をしばしば招いた。
そこで、実習期間中にビデオやデジカメで実習先の仕事内容や様子を情報化し、これらの情報を用いて、実習体験報告会を学生主導で行う。後輩学生はその情報を元に実習先の選定を行うことで、ミスマッチを減らし、学生ならびに受入れ先双方の満足度をよりいっそう高める。学生主導で行うことで、積極的な関与の姿勢を育てることも狙っている。

実習体験後、学生たちは報告書を提出する。
「働くことはこんなに大変で、そして楽しいことであることが分かった」
「収入を得るということは大変なことである」
「アルバイトで働いた経験とは異なる責任を痛感した」など、貴重な体験だったことがうかがえる。また、「実習した分野の仕事に興味が倍増した」といった報告もあり、キャリアデザインの構築に結びついていることがわかる。
今後、実習参加学生や受け入れ先からのレポート、アンケート結果など各種資料をまとめ年度報告書を作成することにしている。報告書は、関係方面へ配布、また、インターネットで公表し、地域・学校との連携を深める。最終年度には、とりまとめのフォーラムを開催、実習受け入れ先なども招いて議論を交わし、さらなる教育拡充の糧とする計画である。