地域資源利用分野 農地環境工学研究室
 地域資源を利用し、環境に働きかけて作物生産をおこなうのが農業である。農業の基盤は農地であり、環境保全の鍵を握るのも農地である。当研究室では、農地農村の多面的昨日の発揮のために、次のテーマについて工学的に研究し、日本の農業に貢献することを目標としている。
a. 農業従事者が減少している現在、いかにして高生産性を確保していくかを、土壌物理学的な視点から研究している。低負荷、つまり労働や資源の投入と外部への影響を小さくし、効率よく生産性を上げるために必要な土壌構造、保水性、透水性、保肥性など土壌の物理的性質について研究している。
b. 循環型社会の実現を考えるとき、畜産糞尿、食品残さ、伐採樹木など、過剰な有機性廃棄物の受け入れ先としての農地の可能性を研究している。
c. 地域振興の手段としてのビオトープ(生物の生息空間)保全、農村の景観形成、市民農園整備など、明るい農村への可能性について件旧している。
 
スタッフ
駒村 正治 教授 不耕起直播栽培に必要な圃場整備条件に関する研究、水田の基盤整備と合理的な畑地かんがい計画
中村 貴彦 講師 水と土粒子や微生物の水理学的移動に関する研究
藤川 智紀 助教 農地・農村からの環境負荷削減技術の開発とその評価
 
主な卒論タイトル
エコテクハウスにおける雨水を利用した畑地灌漑システムに関する研究
ぶどう園造成における土地改良と効果
畑地灌漑計画における消費水量の要因解析
堆肥施与と土壌環境に関する研究
バイオマス利活用システムづくりに関する研究
土壌団粒と有機物質に関する研究
千葉県八千代市の乾田直播水田の基盤整備
静岡県牧の原台地の茶園における整備と土層改良
粒度分析法の実験的検討
土壌の保水性と塩類の動態
 

 


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