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就職活動体験記

短期大学部

キューピー 株式会社

醸造学科卒 工藤 彩

「後悔しないために今できることを」

私の就職活動は、周りに比べると時期は遅く、期間は短いものでした。結果から先に申しますと、1社を受けて1社から内定をいただきました。すでに周りは内定をいくつかもらっていて、就職活動を終えた人もいた2年生の7月頃から具体的な活動、つまり選考会に臨みました。およそ1ヶ月間の就職活動でした。

もちろん、7月までまったく何の目標もなく、何の準備もせずにただ過ごしていたというわけではありません。1年生の11月頃、卒業後の進路について先生と面談をした際、先生にすすめられた企業がありました。これが、後に内定をいただくことになる企業でした。こうして私の目標は定まりました。その後は、キャリアセンターの模試や講義等にかかさず参加し、友人からの情報収集をしていました。

なぜ、他の企業を受けなかったのかというと、それは私の怠けです。本命じゃないんだしできればやりたくないな、もうちょっと後でやろう、と先延ばしし続けてしまいました。最終的に内定をいただけたからよかったものの、これは重大な失敗で、とても後悔することとなりました。もし、様々な企業を受けていたならば視野が広がっただろうし、逆に広がりすぎて自分のやりたいことが分からなくなっていたかもしれないし…。内定をいただいた企業に後悔があるわけでは決してないです。しかし、確実に思うことは、経験は自分のプラスになり、マイナスにはならないとゆうことです。その時は面倒で辛いことでも、それは今となってはもう経験することができないことです。

もし私のように怠けてしまっている方や、がんばっているけどくじけそうな方がいましたら、後悔しないために今を有効に活用して下さい。でもがんばりすぎて疲れてしまわないように!体は勿論のこと、気負いすぎて心が疲れてしまっては何も手につかなくなってしまいます。自己管理をしっかりして、就職活動に臨んでください。皆さんの努力が納得のいく結果に繋がることを祈っております。


東洋製罐 株式会社

栄養学科卒 平林 美紀

「早めの自己分析、早めの面接」

私が就職活動を始めたのは、大学の就職ガイダンスに参加してからでした。はじめはガイダンスでただ話を聴いているだけで、ぼんやりとしか就職について考えていませんでした。なりたい職業といえば、食について興味があって、ものを作り出したいから食品業界で研究開発、というように安易に考えていました。就職サイトを毎日のように見てエントリーしていきましたが、就職サイトは全国の学生向けのものなので、その中から1桁しか選ばれないとなると競争率はすさまじいものになります。ですから大学のキャリアセンターに来る求人を狙おうと思い、時間があれば通って探していました。1月から合同セミナーに参加し自分の中では就活モードになりましたが、いざ会社説明会でエントリーシートを書こうと思ってもまったく書けませんでした。今まで自分がやってきたこと、頑張ったこと、人に堂々と自信を持って自分のことを言葉に表して伝えることが困難だったのです。それまで自己分析が嫌でやっていなかったことが原因です。自分自身が分かっていないことを人に分かりやすく伝えるのは不可能です。まずは今までに自分が何を頑張って、そこでどんな心境だったのかを振り返ることから始まりました。考えているうちに長所や短所が分かってきます。自分で思いつかなかったら他人から聞いても新たな発見ができます。自己分析をしないと履歴書はもちろん、実際に面接で相手に伝えるときに薄っぺらなものになります。4月ごろ入りたかった会社の面接でそのことを身にしみて感じました。一番初めの面接だったということもあり、緊張してうまく話せませんでした。予想通り不合格で、本当に落とせない会社の前に面接慣れをしておけばよかったと痛感しました。面接は回を重ねるごとに上手になるものです。ただし毎回の反省と改善は不可欠です。最後の面接は内定先の東洋製罐だったのですが、自分でも驚くほどにリラックスして質問に答えられましたし、自分の思いを伝えられたと思います。

就職活動を振り返ってみて、早めの自己分析、早めの面接が大切だと感じました。自己分析というと堅苦しくてやろうという気が起きませんが、要は自分のことを何も知らない人に分かりやすく伝えられればそれでいいのです。そして面接官と会話をして、自分という人間を短い時間の中でアピールし、一緒に働きたいと思わせましょう。面接は諦めずに何度も挑戦して慣れてください。また、自分のことだけでなく受ける企業についても頭に入れておいてください。企業によっては試験や面接で自社について聞かれることもあるからです。

夏の一番の暑さの中、黒いスーツを着て就活したことは、最後まで諦めないという強い信念を生みました。これから活動を始める方やすでに活動している方が一人でも多く希望の職に就けるよう祈っています。良いイメージをもって頑張ってください。

 

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