地団研第54回総会シンポジウムIII
「足柄・箱根の鮮新ー更新統の問題」
■日時:5月3日 午後1時〜午後5時
■会場:2階研修室204
■世話人:角田史雄(埼玉支部)・金井克明(東京支部)・高橋正樹(東京支部)・天野一男(東京支部)・平田大二(神奈川支部)・宮城晴耕(東京支部)・五十嵐聡(神奈川支部)
■趣旨:箱根〜足柄地域の鮮新−更新統に関しては,様々な角度から議論されてきた.最近では足柄層群堆積後半期以降の造構運動と火成活動の問題,箱根火山の発生期の問題,さらに久野 久氏の箱根火山発達史モデルの問題点の発掘という観点等から注目されている.本シンポジウムでは,足柄層群堆積後半期から箱根火山発達史に関する層序,構造,古環境,火成岩・火成活動さらに地球物理データ等を基にし,現段階での到達点と課題を明らかにしたいと考える.
■プログラム
サブテーマ:足柄堆積盆の後半を中心に
1. 後半期の足柄堆積盆地の特徴とこれからの検討課題・・・・・・・・ 角田史雄・足柄団研
2. 足柄地域の堆積環境の変遷とテクトニクス場・・・・・・・・・・・・・・・・ 天野一男
3. 足柄層群の化石と古環境---貝化石群集を中心に---・・・・・・・・・・・・・ 松島義章
4. 足柄層群の火成活動の特徴・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 高橋正樹
5. 神奈川県山北町の足柄山地西部における
温泉井のコアの石灰質ナンノ化石年代・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 小沢 清
サブテーマ:箱根火山
6. 箱根火山の形成史と火成活動・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 高橋正樹・長井雅史
7. 箱根カルデラの内部構造・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 萬年一剛
サブテーマ:足柄層群から箱根火山へ
8. 箱根火山の基盤と構造的問題点・・・・・・・・・・・・・・・・・ 高橋正樹・萬年一剛
9. 総合討論