世界学生フォーラム設立
農学は、食料、環境、健康、資源エネルギーなど、人類の基本問題の解決に貢献する学問である。食料の生産・消費は各国の自然条件、経済発展段階、食文化などと深い関連性を有し、その形態や問題には地域性があり、地域に根ざした多様なアプローチが必要である。東京農業大学は、2001年に「新世紀の食と農と環境を考える世界学生サミット」を開催し、その成果を「東京宣言」として採択した。2002年11月開催の第2回世界学生サミット行動計画を受けて、食・農・環境問題の改善に貢献する学生達のネットワークとして世界学生フォーラム(ISF: International Students Forum)を組織化する。
(1)目的
- 世界学生フォーラムは、環境保全と食料生産の調和的推進や食の安全性の確立など、人類共通の課題の解決に向けて、農学および関連諸科学を学ぶ学生間の情報交換・討議などを推進することを目的とする。
(2)組織
- 世界学生フォーラム参加大学に設置する世界学生フォーラム委員会によって構成する。各世界学生フォーラム委員会の委員は大学在学中活動することとし、卒業後は自動的に退会となる。
- 各大学の世界学生フォーラム委員会は当該国で運営に関する事項を決定する。
(3)役割
- 世界学生フォーラム委員は世界の環境保全と持続可能な食料生産の推進や食の安全性の確立など、人類共通の課題の解決に向けて常に努力する。
- 世界学生フォーラム委員はインターネットを通じて情報・意見交換を行う{インターネット国際会議(IIC : Internet International Conference)}。
- 各大学の学生組織の代表者は定期的に会合し、調査研究成果を発表する国際会議を開催する。(世界学生サミットISS: International Students Summit)
(4)活動内容
- 世界学生フォーラム委員は食、農、環境問題の解決に向けて、学生らしい活動をする。
- 世界学生フォーラム委員は世界学生サミットで決定する共通テーマに従い1年間の活動をする。
- 世界学生フォーラム委員は一年間の成果を世界学生サミットで発表し、次年度のテーマを決定することとする。
(5)参加大学
- サンパウロ大学
- ブリティッシュ コロンビア大学
- 中国農業大学
- ボゴール農科大学
- 東京農業大学
- 国立慶北大学
- チャピンゴ自治大学
- モンゴル国立農業大学ワーヘニンゲン大学
- ラモリーナ国立農業大学
- フィリピン大学ロスバニオス校
- 国立中興大学
- カセサート大学
- ミシガン州立大学
- ハノイ農業大学
(6)事務局
- 世界学生フォーラム事務局は東京農業大学国際交流センター内に置き、関係する事務を処理する。
2002年11月17日 東京
東京農業大学
世界学生サミット
- 住所
- 〒156-8502 東京都世田谷区桜丘 1-1-1
- TEL
- 03-5477-256003-5477-2560
- FAX
- 03-5477-2635
- isf@nodai.ac.jp