東京農業大学

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国際交流・留学

世界の緑地を学べる絶好のチャンス

渡辺 由佳子 さん

留学先:中国(海外短期留学)

地域環境科学部 造園科学科 4年(2014年時点)

博物館前の集合写真

参加目的

1つ目は世界の農業について学ぶためです。アジアに何カ国か観光に行った際、田畑の風景を見て、そこで何がどのように作られているのかという知る機会がありませんでした。そこで東京農業大学の留学を利用する事によって、専門家の話を交えながら学べる事が出来ると思いました。

また中国留学は農業分野以外にも万里の長城や頤和園など緑地空間にも行く事が出来るので、造園を学んでいる身として、世界の緑地を学べる絶好のチャンスだと思いました。以上が中国留学に参加する目的です。ここでは特に印象的であった中国農業大学と農業について述べていきたいと思います。

中国農業大学と農業について

まず印象的であったのが中国と日本の大学についての違いです。中国では半数以上の学生が大学院に通うようです。なぜなら大学院に進学しないと良い就職先に就きにくいとのことのようです。また大学の運営費、研究費は国からほとんど援助してもらい、中国の大学は私立がなく、国立しかないことを知りました。中国農業大学については2010年から遺伝子組換えの研究がスタートし、特にトウモロコシの遺伝子組み換えに力を入れている様子でした。化学品種1等賞を受賞したトウモロコシ「農大108」は中国農業大学の実験場で栽培され、生産性と品質の面に優れているとのことです。世界第2位のトウモロコシの生産国である中国ではありますが、長年単位面積の収穫量が低く、品質が悪いという2つの問題が改善出来なかったようです。品種改良によって成功した農大108が生産される事により、巨大な経済利益にも貢献したとのことでした。中国のトウモロコシは飼料用が多く、現状では3種の遺伝子を組み入れるところまで成功しています。因にアメリカは5種まで遺伝子を組み替える技術を持っているとの事でした。

虫や雑草に対する抵抗力や生産性が高いトウモロコシなど様々な遺伝子組み換えをしたトウモロコシを現場で見る事が出来ました。品種改良された抗虫のトウモロコシが出来た事によって、害虫被害が30%減少し、10%の生産量が上がったとのことでした。実際に中国の農業の様子を見て感じたことは、「量生産」が重要であることだと思いました。授業を聞き、生産量を上げるために、より効率的に生産出来る品種を作っていると思います。中国は人口が多い分、食料の消費量も他国と比べて多いと思います。また中国の食事に関しても言える事ではありますが、食事の量が富の表しだと感じました。中国ではお客様が完食をすると食事の量に満足していないという表しになります。つまりたくさん作ってお客様が残す事で、お客様が満足し、中国流のおもてなしなのです。

遺伝子組み換えについては賛否両論ではありますが、中国では国が力を入れている事もあり、今後も技術が進歩していくのではないかと思いました。

今後の取り組みについて(留学を踏まえて)

留学を踏まえて痛感したことは数多く在りました。もちろん語学の勉強も大切ですが、特に日本についてより関心を持つことが大切だと思いました。日本について知らないことが多く在り、日本人としても恥ずかしい思いをしました。

中国の歴史は事前に勉強をしていたので、現地でより深く学ぶ事ができ、大変貴重な経験でした。また中国の学生は真面目で勉強家が多いように感じました。その姿を見て、私も負けないように残りの学生生活も今後幅広く貪欲に学ぼうと思います。

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