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栄養科学科(食品栄養学専攻) |
予想外の結果に驚くのも研究の醍醐味
関由起子 |
平成19年3月卒
食品生化学研究室
シマダヤ勤務
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大学に入って基礎実験の重要性を再認識。食と健康の関連は未知な部分も多く、やりがいは大きい。
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レジスタントスターチ(難消化性でんぷん)とは小腸で吸収されずに大腸で吸収されるでんぷんです。大腸内の腸内微生物でゆっくり発酵し、整腸作用のほか、ミネラル吸収の促進、血清コレストロールの低下などの働きがあるといわれています。
しかし、研究室の先輩がおこなったレジスタントスターチの一種である湿熱処理ハイアミロースコーンスターチの研究で、血清コレストロールに関しては逆に上昇する実験結果が得られました。上昇は動脈硬化など生活習慣病を誘発する要素です。なぜ、上昇したのか、その原因を解明するのが私の研究テーマでした。
具体的にはラットのエサにコーンスターチを混入したラットとしないラットを飼育、1ヵ月後に解剖して血清コレストロール値を比較してみました。このときエサに含まれる食物繊維量は同じにしました。結果は予想外のもの。両方とも値は上昇したのです。このことから食物繊維に上昇の原因があると推測できるわけですが、食物繊維は逆に抑制する作用があるというのが定説なのです。今回の結果が定説を覆すことにつながるかもしれません。今後の後輩たちの研究に大いに期待したいですね。
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レジスタントスターチはサプリメントとして製品化されている。
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わからないことは担当の院生にすぐ聞くことができ、「助かりました」。とても実験がしやすい環境だった、と振り返る。
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新しい発見ができるのが実験の醍醐味。今回の実験が定説を覆す新発見になれば…。
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「実は高校時代までは基礎実験は好きじゃなかった。結果が予測できないような実験が好きだった」。しかし、研究室に入って基礎実験の重要性を実感。
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4年間を振り返って「我ながら、成長したなぁ(笑)」
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小中学校はバスケット部、高校ではチアダンス部に所属、大学では女子軟式野球サークルのマネージャー。「人をサポートするのが性に合っているよう」
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職場では麺の研究開発部門に所属。「消化のよい高齢化社会に対応した麺類を開発したい」というのが将来の夢。また、「麺に食物繊維を練り込むなど、機能性麺の開発にもチャレンジしたい」とのこと。
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