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食料環境経済学科 |
グリーン・ツーリズム導入の効果を探る
犬田 剛 |
平成19年3月卒
農村政策研究室
農村漁業金融公庫勤務
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経済を学ぶことで農業の現実を客観的にみることができる。「就農を考えている人も、必ず将来役に立つと思いますよ」
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日本の農地の多くは中山間地域にあります。そのため集約的な農業に向かず、経営的に厳しい環境に置かれています。私が注目したのは農業を中心に地域の活性化を図るグリーン・ツーリズム(GT)です。GT導入成功例として、長野県飯田市の状況を現地調査。地理的に不便で、観光資源も少ない中での成功理由を探ってみました。
同市では農家が中心となり、小中学校に対し農業体験と農家宿泊プログラムの修学旅行を誘致。それと住み込みによる農業体験プログラムを実施しています。私は各種農業データの収集と行政や農家からヒアリングをおこないました。その結果、農業体験で約8万円のコスト削減が実現するなど、各農家平均で年間約30万円のプラスを計上していることが判明。同市農家の平均収入は、近年約20万円減収しているので、GTによって補っている実態がはっきりわかります。
飯田市の事例から、観光資源がなくてもGTによる農村地域の活性化、収入アップは十分に可能です。
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- 実家は兼業農家。子どもの頃から動植物を含めて、ごくごく自然に「農に興味が」。高校も農業高校に進んだ。「将来は就農というより、農に関わる仕事に就きたいと思っていた」という。
- 高校では農の“現実”まで実感できなかったが、大学では現実を見据え、例えば「なぜ、日本の食糧自給率は40%にも満たないのか」といったことを「真剣に考えるようになった」。
- 経済の側面から農を見つめると、客観的に農の現実がわかり、問題点も見えてくる。「今後、経済からの視点は一層、重要になると思います」。
- 将来、就農を考えている人も、農業の仕組みを知る意味でも経済や流通の仕組みなどを学んでおいたほうがよいと思う。きっと将来、役に立つはず。
- 地域レベルでの農業政策に興味があったので、「研究室では自分のやりたかった研究がピンポイントでできた」。
- 農業経済学科では研究室は参加自由。ただし先生一人に一研究室というスタイルなので、少数でじっくりと研究に打ち込める。「学ぶ意欲がある人はトコトン究めることができますよ」。
- 就職は農業に関わる仕事という視点で活動。就職先では大学で学んだことを生かし、「地域の農家の人たちに貢献していきたい」。
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